週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

【勝手にFAQ】猟師 + 空気銃

ついでにこれも行っときましょう.

猟師 + 空気銃

「空気銃での狩猟って実際どうなの?」ってところでしょうか.

山賊ダイアリー」の影響が絶大らしく,最近は銃砲店に「罠猟をやりたい」とか「空気銃で狩猟したい」という人がすごく多いのですって.

まず罠猟は都市部に住んでいる人には難しいですね.山のことを知り尽くしているとか,実際に罠猟をやっている人に教わりながらやれる人でないと,その辺にテキトーに仕掛けて獲れるはずがありません.正直野生動物をなめすぎだと思います.そんなバカな獣はそうそういませんよ.それに仕掛けたら仕掛けたで毎日見回りしなければなりません.週末しか山に行けないような猟師では手を出してはダメです.

あ,今回は罠の話ではなく,空気銃でした.空気銃での狩猟は出来ますよ.もちろん鳥猟で止まっているもの限定です.飛んでいる鳥は撃てません.ですから,みんなとわいわい行くような猟は出来ません.例えば鴨がよくついている沼とか,朝から昼に飛ぶ鳩のルートと時間を知っている必要があります.で,そこに忍んでいって撃つわけですね.飛んでしまえばそれでおしまい.ですが,狩猟をしたことがない人が,このように鳥の習性を知っていることは稀ですよね.最初は教わりながらやることを強く推奨します.猟果の意味だけでなく,安全の面もかなりを占めますので.結局やってみたけど全然獲れなくて止めてしまう人ってすごく多いんですよ.山賊ダイアリーもそのことをちゃんと書いて欲しいですね.結構手間もお金も掛かるのにすぐ止めてしまえば無駄になります.鉄砲なんて買うときは高くても,売るときは普通はお金にならないってことを知っておいた方が良いですね.

結局私の意見としては,空気銃による狩猟を最初の一歩にするには困難が多すぎると思います.散弾銃で普段はクレーを撃ったりして楽しみ,そこで仲間を見つけて冬は狩猟,というのが正道だと考えます.ちなみに散弾銃では飛んでいる鳥も撃てますから,みんなで林や沼を周りながら,みんなで撃つと言うことが可能です.その経験を通していろんな知識が身につくはずです.

私の周りで空気銃だけで狩猟をしている人はいません.あ,もしかしたら,そういう人とは知り合いにならないからそう思っているだけで,実際はいるかも知れませんが,少数派なのは間違いありません.私の知る限りはみんな散弾銃での狩猟もやっていて,時々空気銃でもやるって感じです.例えばミカン山に来るヒヨドリなどを狙う(食害軽減のために依頼されることもあります)なら空気銃じゃないとミカンを傷つけてしまうので,それ専業にするならありなのかも知れませんが.