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【勝手にFAQ】308WIN

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308WINってどういう意味
308WIN ですでに固有名詞になっているようなものですが,意味合いとしてはまず 308 の部分が弾頭の直径を意味しています.0.308" ですから,7.82mm となります.いわゆる30口径と呼ばれているものです. WIN の部分は Winchester のことです.このカートリッジを出したメーカーですね.外見はこんな感じです.
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1952年に出来たものなので,割りと新しいでしょうか.このカートリッジはその後1954年に NATO に制式採用され,7.62×51mm NATO 弾として知られるようになりました.ただし厳密に言えば NATO 弾と 308Win は微妙に違うところがあって,完全に同一のモノというわけではありません.NATOの方がやや圧力の高い規格になっているので,NATO の銃で 308Win を撃つことは出来ますが,その逆は完全に保証されているわけではないそうです. ちなみに NATO の方の規格名は 7.62×51mm です.51mm は薬莢の長さを表していまして,7.62 は口径をミリで表しています. 0.308" は 7.82mm といいましたが,0.2mm のズレがあるのはなぜかと言いますと,ライフルの銃身内部にはご存じの通り螺旋状の溝が切られています.このときの谷径と山径の違いに起因します.7.62mm は丁度 0.3" になりますので,一般には30口径と呼ばれているというわけです.