週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

Lee Modern Reloading 2nd Ed.

この間の発注時にこの本がディスカウントされていたので,今更ではありますがついでに買ってしまいました.
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リローディング本を集めるのがすっかり趣味になってるなぁ.笑 さてこの 2nd Edition は2003 年第一版の 2011 年改訂版ですが,今年(2016年)一部がさらに改定されている最新版です. この本,期待以上でなかなかよいです.ツールに関しては Lee 万歳な内容でとても偏っていますが,Lee には Lee の考えがあってこうなってるということが書かれていますから,それなりに割り引いて読めば楽しいと思います.また Lyman 本などには載ってないような,結構詳細な解説もあったりします. データのほうもかなり充実していて,鋳造弾のデータも多いです.Lee のディッパーに便利な volume [cc] も載っていたりします.自分がよくつかう 30-06 あたりだと,pressure が全部 PSI になっていて好感が持てます.CUP 混在じゃ比較できないですからね.あとは,1-grain factor というグレインあたりの変化量が弾速と腔圧に関して載っているのもこの本独自だと思います.まあ弾速に関しての factor は自分でも計算できますが,腔圧係数は自分でロードデータを作り出す時に役に立ちます. 本自体が Lyman と比べて小さいため,老眼の人にはつらいかな?と思いましたが,実際に比べてみたら字の大きさは同じくらいでした.Lyman の方が余白が多く,Lee のはぎっちり書いてある感じです.なので,1ページあたりの情報量は Lee の方が多いように思います. 今までハンドローダが持つべき本で一冊選ぶなら Lyman 本を推奨しておりましたが,この本を見るとこれもいいと思いました.ただ図などは Lyman のほうがカラーできれいで見やすいのに対し,Lee のは文章が多いので英語が嫌いな人にはつまらないかも知れません.読めれば Lee のほうもこの手の本には珍しく情緒的な記述も多かったりして面白いかなと.とはいえ文中には強烈な Lee 推しもありますし,やはり最初は Lyman から入って,中立的な見方ができるようになってからの二冊目がいいかも?なーんて.笑 まあ自分が Lyman からはいったもので,この意見も割り引いて考えてくださいね.笑