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【勝手にFAQ】ラブレスで解体?

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ラブレスナイフ 鹿解体
まず私は持ってすらいないので,お答えする資格はないと思いますが,検索のリンク先が違いすぎるので,自分の分かる範囲で起こしてみます. まずラブレスを実際に解体に使っている人は私の周りにはいません.そもそもナイフの神様と呼ばれるラブレスのカスタムナイフを持っている人は何人かいますが,それを実際に狩猟で使う人は見たことがありません.安くても50万円は下らないと思いますよ.ナイフは使えば消耗します.解体に使えばチップもするでしょうし,ラブレス氏はすでに故人ですから,ご本人に直してもらうことも出来ません.下手すれば文化財的な価値すらありそうな歴史的資産とも言えるわけですから,もう実用というよりは,鑑賞する対象になってしまっていると思います. というわけで,ここではラブレスのスタイルをコピーした工業製品ということにしましょうか.それならたくさんあります.例えば私が使っている Bark River の Classic Drop Point Hunter もそうです.
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正確には LovelessDrop Point Hunter は hollow ground なのに対し,Bark River のは convex grind という点が異なりますが.... あと,私は鹿に関しては枝になった後しか捌いたことがないです.ですから本当の意味での鹿解体には該当しないと思いますが,猪などの経験からすれば少なくとも解体時には刃先が骨に当たりますし,チップしたりすることも日常でしょう.そうすると研がなければなりません.ラブレスの形状自体もいいと思いますが,それよりメンテ(研ぎやすさ)も考えて,鋼材も含めた選択がよいかと思います.優れた鋼材を使った高価なナイフは,確かに刃持ちもよかったりしますが,反面研ぎやすさは炭素鋼に劣ることが多いように思います.上の Bark River だったら A2 という鋼材が研ぎやすくて気に入っています.チップするけどすぐ取れるし,切れ味もすばらしい.他には CPM154 も持っていますが,こちらは私はまだうまく研げていません. しかし純粋に解体だけを考えると,ナイフよりも包丁の方がいいような気もしますね.解体に適したものがいろいろありますし.実際に私の周りではナイフより多いかも.とはいえ,ナイフは男のロマンですからねぇ.笑