今回の検索ワードはこちら．
dc300+110gr+減装
うーん，キャリバーが分からないのが痛いですね．110gr 弾頭というと，.270 か .308 あたりとなりそうですが，どうでしょう？ここは .308Win と仮定してみましょうか．すると，こちらに IMR3031 で検討した時のエントリがあります．私が実験した範囲では IMR3031 と DC300 は同じに扱えるという結果になっているので，IMR3031 のデータを使うことにします．Sierra のデータでは
- Starting 40.5gr 2800fps
- Maximum 46.0gr 3200fps
とあります．公式にはこの Starting の 40.5gr より減らすのは推奨できないですが，150gr 弾頭で試射したときの実データを見てみましょう．弾頭重量が異なるので注意が必要ですけど，このときは max 47gr で，23,24gr あたりまで減らしたときに燃焼不良が起き，タール状の残滓が残り銃が汚れました．このような現象が起きない最小の薬量を減装の最低限とします．よって半分までいかない，ざっと 25gr くらいがいいところかと．
これは150gr弾頭の話なので，110gr弾頭ではもっと薬量が必要になります．試射しないと分かりませんが，多分26grくらいは必要ではないかと思います．ただこれは減装弾の作り方として，世の中で認められているような安全な方法ではありません．実際はもっと速い火薬を使うべきなのです．通常装弾としてはこの組み合わせだと 4198 あたりが最速なので，減装には 4227 とかがいいかもしれません．もちろん減装用として広く使われている Trail Boss が最もおすすめです．
ただ減装を数撃つ予定がなくて，それ用に別に一瓶買うことができないというのであれば仕方ないので，実際に試射して決めるしかないでしょうね．私の場合は散弾に Longshot を使っているので，これを使った減装弾を試していますが，これはジャケット弾に使うのは勇気がいります．というのも減らすことはできても，それにより停弾してしまうとえらいことですから．鋳造弾なら最悪炙ればとれますからね．苦笑
