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【勝手にFAQ】金ぴか火薬と308Win

今回の検索ワードはこちら
168gr+308win+8208+40.0gr
なんだかえらく具体的なワードですねぇ.誰か有名な人が使ってるレシピなのかな?8208 ってのは IMR 8208 XBR ですね.
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ゴールドラベルですよ.ゴージャスですよねぇ.笑 私も興味あります.で,製品説明にはこうあります.
This accurate-metering, extruded rigle powder has super-short grains designed expressly for match, varmint, and AR-style sniper rifle cartridges. Ideally suited for .223 Remington/5.56mm NATO, .308 Winchester/7.62mm NATO, and 6mm PPC. IMR 8208 XBR is insensitive to temperature change to deliver max velocities and tack driving accuracy. Clearly the choice for competition and the varmint hunter's dream powder.
要するにバーミントとか競技用とか AR 系にいいよってことです.具体的には .223Rem とか .308Win,6mm PPC に適していて,温度による特性変化が小さいのが特徴です. さて今回のワードからは 308Win で 168gr 弾頭ということなので,ロードデータを Hodgdon のページから調べてみましょう.他の候補としては独断と偏見により .308Win の鉄板 IMR3031, ベンチで愛用者の多い? IMR4064, 割と新し目 Varget,減装王 H4895 としてみます.笑
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これによると 2500fps(24”銃身, 1:12”ツイストであることに注意)近辺の starting load では IMR3031 と 8208XBR は大体同じように見えますが,腔圧を考えると 3031 のほうが適しているように思います.また maximum load では 3031 の効率がよいですが,腔圧では H4895 が安心できるでしょう.リコイルは 3031 より 8208XBR や H4895 のほうが大きくなると想像します. さて,今回は 40.0gr と指定されています.なぜこんな具体的な値なのか分かりませんが,このデータから推測すれば弾速は 2543 fps 程度でしょう.これは試験データであるバレルが 24” の場合なので,うちにある 22” だと 2400 fps くらいと推測します. というわけで,個人的見解からは,この条件だと第一候補としては IMR3031 を使うでしょう.もし安全に減装したい場合には第二候補 H4895 の方を選択します.8208 XBR は第三候補としたいと思います.ただこれはあくまでも効率などを考えた場合の選択であって,精度の高い射撃をしたいという目的でもこれが当てはまるかは,やってみないと分かりません.そもそも人によって,銃などの組み合わせによっても結論は違うと思いますから. ちなみに .223Rem あたりのデータで見ると,8208 XBR を第一候補にしたい組み合わせも散見します.売り文句には .308Win も入ってますが,データだけで判断する限りはより小口径に適していると考えられます.