週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

【今コレ・リローディング(3)】case prep(2):press

「今コレ」はリローディングにおいていろいろ回り道した経験を踏まえて,もし自分が今からリロードを始めるとしたらまずはコレを買うだろうというものを紹介するエントリ群です.もちろん射撃・狩猟スタイルが違う人には当てはまりませんし,そうでなくても正解があるわけではないので,異なる意見をお持ちの方は当然多くいらっしゃると思います.賛否両論,コメントいただけると,他にご覧になっておられる方にも参考になると思いますのでアドバイスよろしくお願いいたします.
さて,lube を塗ったら,press にかけます.ここに関係する道具は
(1)press (2)sizing die (3)shell holder
あたりですので,それぞれの「今コレ」を選んでみましょう.まずは press からです.これはそもそも最初の一台に progressive という選択肢は普通なく,ましてや製造数に制限のある日本においては single stage に限るという感じかと思います.仮に後から progressive に行くとしても最初は single stage に限るでしょう.ただし turret はありですね.もし使っているキャリバーが例えば 308Win もしくは 30-06 など一種類だけならターレットがいいと思います.しかし,複数なら普通のシングルステージかなと. まずは普通のシングルステージから考えますと,ずばりこちらが「今コレ」です.
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Redding Big Boss II (参考価格 $209.99)です.非常にクラシカルな形状ですが,それだけに信頼性も高いです.これはフレームが O 型というタイプで強固ですが,薬莢へのアプローチに制限があります.柱のあるところは通れないですからね.そこでアクセスのいい C 型というのがあります.そして強度の O 型とアクセスの C 型を合わせたこちらが一番人気だそうです.
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Hornady Lock-N-Load Iron Single Stage Press(参考価格 $224.99).これは私の選択ではないですけどね.あとは金属薬莢では新興勢力の MEC のこちらの新製品も注目を浴びつつありそうです.
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MEC Marksman Single Stage Press(参考価格 $179.99)です.MEC は散弾用のプレスで有名なのですが,タンクなども製造しており,鉄板を折り曲げて作るものに長けたメーカーです.ただしプレスはそれでは強度が足りず,鋳造フレームを使いますが,この分野に対し長じているかは未知数です.評判は悪くないようなので使ってみたいとは思いますけどね. ちなみに私の使っているのはこちらです.
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RCBS Rock Chucker Supreme (参考価格 $149.99).これもいいのですが,ただ唯一の欠点は使用済み薬莢の扱いです.非常にしばしば容器に入らずどこかに飛んでいってしまいます.同じような形状の Redding Big Boss II はラムの内部を通って下のチューブに収納されるようになっているので,周りが汚れずにすみます.なので Redding をおすすめしたというわけです.Redding に対する利点は塗装がツルツルなので汚れが拭き取りやすいという点です.でも掃除機を使えば Redding で全然問題ないと思うので,そちらを「今コレ」にした次第です. 一方,もし単一キャリバーならターレット式のこちらが今コレです.
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Redding T-7 Turret Press(参考価格 $309.99).ダイが7個まで同時につきますので,例えば
decapping neck expanding full size neck size bushing size seating crimp
なんて豪勢な(?)組み合わせにも対応できますね.どうして単一キャリバーならターレットで,複数ならシングルかというのはまた後でお話しします.