週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

入手性から選ぶ火薬ブランド

銃砲店の店員さんに「308 にはどんな火薬を使ってます?」と聞いたら「IMR 4895 ですね〜」と教えてくれました.4895 は 4895 でも私は Hodgdon の H4895 を愛用しています.なぜその方が IMR を選ぶのかというと,一度欠品したとき,次回入荷までの待ち時間が IMR の方が短いとのことなのです.こういうことはもちろん質問すれば答えてくれるにしても,あえて聞かない限りはなかなか知り得ないことですよねぇ.

 

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Hodgdon と IMR はもともと別会社ですが,だいぶ前に Hodgdon が IMR を買収してその傘下に収め Hodgdon のもつブランドの一つになっているので,どっちも同じ流通かと思っていたのですよ.でも日本は輸入している立場でコンテナも限られており,もしかしたら日本では Hodgdon の方が少数派ってことなのかも知れませんね.そういえば以前お店で H4895 を買うのは私くらいだって聞いたような気も....笑

 

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ちなみに私が H4895 を使っている理由は,元はといえば減装弾に使用することをメーカーが公式に認めているからです.しかし burn rate chart から見ても,IMR 4895 と H4895 は違う火薬ですし,IMR 4895 が同じ減装保証をされているわけではありません.もちろん保証されているというのは,賠償してくれるという意味ではないですし,リロードはあくまでも自己責任なんですけどね.ただもしかしたら H4895 の方が粒が割れにくいのかも知れません.確かに IMR より粒はもともと細かいという違いがあります.そうこうしているうちに H4895 でデータも集まってきているので,今更乗り換えにくいという事情もあったり.苦笑(ちなみに IMR にすると多分薬量を少し増やすことになると思う)

 

このように入手性も大事な選び方だと思いますので,これから火薬を買おうという方は,お店ともよく相談して,そういう視点でも検討するといいかも知れません.