狩猟で使うナイフのハンドル材は,マイカルタをはじめとしたシンセティック材が適しています.マイカルタは布などにフェノール樹脂を含浸硬化したもので,血まみれになっても深く染みこむこともなく,汚れは洗えば落ちますし,熱湯で丸ごと殺菌することも容易です.ただしその安定性は実用的である反面,変化に乏しいので,趣味で使う分には味わいがないというか,狩猟に使うには実用一本槍ではない矛盾した嗜好もあるわけです.
ブラックキャンバスマイカルタの例
なので,木製ハンドルを好む人は多いでしょう.特に burl(こぶ)の部分はその独特な模様で銃床としても人気があり,当然ナイフのハンドル材としても一つのカテゴリになっています.
きっとみなさんそれぞれに好みのハンドル材があると思うのですが,どんなのがお好みですか?
私は持っていませんが,今一番注目している材はカーリーコアです.一例としてはこんな感じですね.
写真だと分かりにくいですけども,虎目石のような模様が出る美しい材です.楽器にも使われています.
ただ今時はなかなか入手が難しいみたい.あとはデザートアイアンウッドバールも格好良いですねぇ.
burl ではない普通のデザートアイアンウッドは持っていますけど,やっぱり burl は一味も二味も味わい深いなぁ.あとはウォールナットバールもいいですね.
銃床としても適した材でよく見かけます.だから持っている銃とお揃いにするってのもいいかも.他にはどんなのがいいかな?と見ていくと,変わり種でこんなのも気になりました.
ブラックアッシュですって.バットに使われるアオダモなどに近い品種らしい.ということは,プロ野球とかで折れて廃棄になったバットからも良い感じのハンドルが取れるかも知れないってことですかね??有名選手が試合で折ったバットとか使ったら,それはそれでプレミア付きそうだなぁ.笑 イチローモデルとかいったら欲しくなっちゃうでしょう.ただバットだったら burl は使わないでしょうけども.