週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

case prep step 1 : brass tumbling / 薬莢をタンブラにかける

こんな話はいつだったか書いたことはありますけども,やり方はいくつもあっていつも同じではないし,このときはこんな風にしたっていう記録も備忘をかねてしておこうかということで書いてみます.

 

先日ライフル射撃に行って来ましたので,使用済みの薬莢があります.その前に行ったときのも未処理なので,まとめて case prep をおこないます.薬莢を次にいつでも使用できる状態にする処理のことです.

 

丁寧になるなら雷管を外す depriming を最初にする場合もありますが,今回は面倒くさくなってしまったのでいきなり tumbling に行っちゃいます.世の中的にもこのパターンの方が一般的でしょうしね.これは薬莢の外側を綺麗にする処理です.

 

まず使用済み薬莢を用意します.

 

 

これを tumbler という機械に media と一緒にぶち込みます.

 


media は corn cob(乾燥したトウモロコシの芯を砕いたもの)を使っています.大分使い込んでいるので,海砂のように真っ黒になっていますが,まだ使えるのでこのまま使います.corn cob 以外だと walnut(クルミの殻を破砕したもの)もよく使われます.爬虫類飼育で水槽の底に敷くのに使うためペットショップで安く買えます.

 

tumbler は振動することで,中身がゆっくりと渦動して(かき回され),擦りあわされて薬莢が磨かれます.動いている様子を youtube に載せてみました.が,これは薬莢を入れすぎてあまり回っていません.普通だと数時間で綺麗になるとは思うのですが,入れすぎて動きが悪いので問答無用で一晩放っておきました.

 

youtu.be

 

翌朝見たら薬莢は既に綺麗だったので,百円ショップで買った水切りを使って media と薬莢を分けます.

 


ふりふりするとこんな感じに下に落ちます.この media はまた今後も使います.

 

 

media の寿命は相当あると思います.これを使い始めてから 7 年ほどになるはずですが,まだいけます.砕けて粉末状になったら交換かと思っていましたが,それよりも処理時にこぼれたりで段々嵩が減っていくほうが早いので,ある程度の量まで減ったら丸ごと交換しようと思いつつ幾星霜という感じ.

 

薬莢の中にも media は入り込んでいるので,薬莢一つづつ(でも数個づつでも)口を下にして出しますと,とりあえず tumbling 終了です.

 

つづく↓

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