週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

クーパー剪刀

解体は自分でやるのは鳥が多かったので,こういうのを使ってました.
画像
電工ハサミといいまして金属線なども切ってしまうものですから,解体でも骨ごとサクッとと切れます.鳥の骨は特に翼など細くても硬いので,包丁やナイフだと刃こぼれするのです.ある程度解体してからは小出刃などを使いますが,それはキッチンでの話.そこまではハサミだけでいけちゃいます.長年にわたって何種類も使ってきましたが,今はフジ矢に落ち着いています.というのも,錆びないし刃持ちがよいのです. 一方,大物の場合は自分ではほとんどやってませんでした.しかしやるとしても骨を切ることはあまりなくて,関節で外しますからナイフを使います.最近はさすがに見てるだけというわけにもいかず,お手伝いと言いつつ足を引っ張ったりしており,道具やナイフも研究しつつ少し増えてきました.大まかにブロックにしてもらっても,当然肉屋で買うような状態になってるわけではないので,帰ってきた後でさらに小分け作業をします.その際,筋膜を剥がしたりとかもします.シチューのように煮込む場合は筋膜が付いていたほうが美味しいのですが,細菌は筋膜で増殖するためなるべく剥がします.このような用途にはやはりハサミが便利だと思います.ただし,上のようなのではなくて,こんなやつ.
画像
見てわかる人も多いと思いますが,外科で使うクーパー剪刀です. 本職の方が使っているのを見ていいなと思って買ってみたのです.もともと組織の剥離に便利なように,先端が丸くなっているため,肉に刺さりません.錆びないし,外れて洗いやすくなっているものも多いです.普通のハサミよりは高価ですが,電工はさみと同じくらいですから,剥離作業で包丁やナイフがだるいとお思いの方は検討する価値はあろうかと思います.