週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

【今コレ・リローディング(8)】case prep(7):case gauge

「今コレ」はリローディングにおいていろいろ回り道した経験を踏まえて,もし自分が今からリロードを始めるとしたらまずはコレを買うだろうというものを紹介するエントリ群です.もちろん射撃・狩猟スタイルが違う人には当てはまりませんし,そうでなくても正解があるわけではないので,異なる意見をお持ちの方は当然多くいらっしゃると思います.賛否両論,コメントいただけると,他にご覧になっておられる方にも参考になると思いますのでアドバイスよろしくお願いいたします.
薬莢のサイズの管理は重要です.ヘッドスペースが大きすぎるのは装填できないだけですが,ネックの長さがチャンバーぴったりだと,発砲時にネックが伸びたときチャンバーに収まりきれなくなり,弾頭に食い込んで抜弾抵抗が大きくなって高圧が発生してしまう危険があります.
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そのためサイズを確認するだけですが,ノギスでは全長しか測れないので,ネック部分とヘッドスペースの両方を計測するためのゲージが必要になります.こんな感じのものです.
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見て分かるように各キャリバー専用のゲージが必要です.これは Wilson の製品で,使いやすいと思うのですが,唯一の欠点は鉄製のためさびると言うことです.ステンレスだったらよかったのですが...アルミで出来たこんなのもあります.
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J P Enterprises の製品ですが,これは対応キャリバーが 308Win しかないのが欠点です. いずれにしても薬莢をセットして,ヘッド側とネック側のそれぞれがはみ出ないか確認します.ネックサイズをかけた後でゲージにセットし,ヘッドスペースがOKならそのまま使えますが,はみ出そうな場合はフルレングスをかけます.それでもゲージから出る場合や,もともとだいぶ出てしまっているような場合は廃棄することになります.ネックのほうははみ出た場合はトリミングします.これについては後述しますが,このゲージを持っておらず,ノギスだけで長いと判断すると,ヘッドスペースだけ長くなって,ネックは短くなると言う可能性もあるので,是非このようなゲージは持っていた方がよいと思います. ものによってはステンレスのものもありますが,値段も高いでしょう.この辺は好みによるかなと思いますが,とりあえずの今コレは Wilson のゲージをさびないように気をつけて使うことです.機会があればステンレスのも使ってみたいと思います.