散弾リロードの基本は published data を使うことなので，指定されているクリンプ方法を適用することになります．しかし，部材の関係で自分なりのレシピを作らざるを得ないこともあります．個人で腔圧試験は普通できませんから，この場合はいろんなパターンのレシピを注意深く比較して安全なレシピを作り上げることになります．
その中でクリンプ方法でどのような違いが出るかを知っておく必要があります．我々が使用する hull は中古品ですから，実際はその来歴も影響してくるので一概には言えないのですが，全く同じ状況で比較すれば，roll crimp に比べて fold crimp の方が腔圧が高く，弾速も速いのが一般的です．実際には茶本の例を見ると 10 - 100 fps 程度の差はあるようです．
私の場合は fold crimp ができる高さに収まっていれば，fold crimp をかけますが，それより上まで出てきてしまうと roll crimp にする場合があります．ただ roll crimp の方が面倒（プレスからボール盤に移動しなくちゃだし，overshot card/disk が必要になるケースもある）なので roll crimp にせざるを得ないレシピにはしないようにしていて，ほとんどは fold crimp なのですが...．笑
