週末猟師

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防衛省規格に見るライフルの寿命推定

防衛省において小火器弾薬の機能を試験する方法について規格書を見ていたら,使用する銃身には最大発射弾数が規定されていました.それ以上使った銃では適切な試験が出来ない可能性があることを示しているのでしょう.よって,防衛省で考えられている,多発射によって迎える寿命の程度が分かりそうです. 規格のリストには SB やら 50cal やらもありますが,これらは我々には関係ないのでパスして,もっとも近いのは豊和の 64式7.62mm 小銃でしょうか.
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これの最大発射弾数は規格によると 10,000 発となっていました.あまり裏付けになりませんが,wiki だと 37,000発以上とあります.ただこの手のものはいきなり使えなくなるわけではなくて,段々と集弾性が落ちてきますから,この数字がどの程度まで許容するとしているかがポイントです.それにもちろん使用状況によっても変わってくるでしょう.なお,連続使用すると銃身が過熱しますが,試験を行う上では冷却を待たなければならず,そのときの弾数は60とあります.これ以上連続して撃つと寿命にも影響するかも知れませんね. ちなみにベンチレストみたいな精度を要求する場合,1,000-2,000発で寿命だと言われていたと思いますが,ある程度まとまればよしという場合には,だいたいこの防衛省規格を参考にすればいいのかなと思いました.月1回射撃に行って,毎回100発撃ったら8年というところですか.ざっくり書き換え2回で終わりって感じなんですね.散弾銃より桁違いに短い.あ,私のももう次を検討始めないとだなぁ.笑