週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

初めてでも大丈夫 狩猟入門

ネタがないのと忙しくて久しぶりのエントリになってしまいました.今回は図書館シリーズで,ご紹介するのはこちら↓

 


「初めてでも大丈夫 狩猟入門 山本暁子著」です.この本でも「え?」というところや,それは違うんじゃ?という記述はいくつかありましたけど,これから始めたい人の参考になるような事項は総じて網羅されているように感じました.

表紙の写真からツッコミたいけど,見た目優先だろうし,未経験者には関係ないからいいか.他にもコメントしておくと,この著者にとって狩猟を始めるまでのステップでの最も高いハードルは,教習射撃で実際に射撃するところにあったそうです.私の周りの人の話では,近年は初心者講習,それもそれに申し込む時点での競争が激しいとか,狩猟免許の講習や試験を受けられるかが遥かに問題だと言っていました(いずれも定員の話).これは地域的や時期的な違いでも事情はかなり変わるのでなんとも言えませんけど,少なくとも私にとっては射撃自体は許可権限者の目がないところで,もっとも気楽でしたし,周りの女性からも疲れたとは聞きましたが,そこまで大変だったという話は聞いていません.平日昼間に警察詣でを繰り返す方が遥かに難易度高かったかなぁ.まあ著者はそう思ったってことだからそれはそれでいいのですけど,未経験者である読者(特に女性)をビビらせないように,オブラートに包んでもよかったんじゃないかなと思いました.笑 重さなどは銃砲店で相談するときに体験できるはずですしね.

あと変だなと思ったのは,教習射撃では合格ラインがトラップで2枚,スキートで3枚ということになっているはずですけど,本の中では射撃場によってルールが違うとありました.合否を決める権限は射撃場ではなくて,公安委員会にあるはずだと私は思っていますけど,私が間違ってる??まあそこで落ちる例は聞いたこともないので,実害はないか.

皮を使ったグッズとかの副産物についても触れられているのはいいなと思いました.もっといろんな作例が見たかったけども,表題通り,狩猟を始めるまでのことに誌面を割かないといけないから仕方ないですよね.

最後に,買ってないくせにいう話じゃないけど,本の価格的にもうちょっとがんばってくれたら良かったんじゃないかと思ったり.ただそれは著者が決められる話じゃないし,いろいろな事情もあるでしょうからなんとも言えないか.