週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

後から分かるゾッ・鳥屋猟編

今週のお題「ゾッとした話」ということで,ゾッ・シリーズ最後に鳥屋猟でのゾッとした話を書こうと思います.山って不思議なことがたまにあるのですけども,巻狩で山に入るのは明るいうちだから,変なことがあっても単に「なんだろう?」って思うだけで,怖いとはあまり思わないんです.逆に夜に行動すれば枯れ尾花でも幽霊になっちゃいますけどね.笑

 

さて鳥屋の朝は早いです.夜明け時点で準備が完了していないといけないので,動き出すのは夜明け前の真っ暗なころです.鳥屋関連で私が明らかにおかしいと思った体験は今までに2回ほどあるのですが,今回はそのうちの一つをご紹介します.

 

鳥屋は葭原の水縁に仮設した小屋で,目の前の水面に下りようとする鴨を捕る場所です.

 

鴨目線で見た鳥屋の例

 

私がお世話になっている鳥屋は陸路がつながっておらず,川から小船にのって入ります.この船には車でアプローチできる船着き場で乗り込むことになります.真っ暗な中,荷物を船に積み込んでいくわけです.

 

車の荷台から私が最後の荷物を取り出そうとしたときに,船の方から誰かが歩いてきました.私の横を通って車の前方に歩いて行ったので,てっきり船頭さんかと思っていましたが,すぐ荷物を持って船に行くと船頭さんは船上にいるのです.そして他のメンバーもみんな船に乗っていて,最後の私を待っている状態でした.あれ??ですよね.

 

船着き場は泥濘路の行き止まりにあり関係者以外が来るような場所ではありません.また仮に徒歩で入ってきたとしても,我々の到着時点でいなかったのはおかしいです.みんなに誰かいなかったか聞きましたがもちろん「見てないよ」だそうです.ゾゾゾ〜ですよね.