週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

後から分かるゾッ・巻狩編

今週のお題「ゾッとした話」ということで,本ブログのリローディングにつづく二大テーマの一つ,狩猟でのゾッとした話を書こうと思います.といっても私の狩猟って巻狩猪,鳥屋鴨,散歩鳩がメインで,そこまで山奥には入らないので「山怪」みたいな面白い話はないです.

 

 

巻狩ではいる里山でのこと.巻狩は山を複数人の射手で囲んで,犬で獲物を追い出します.簡単な仕組みは下のエントリからどうぞ.

 

weekendhunter.hatenablog.com

 

見切りのあとで山に詳しい勢子長が立間の位置を割り振っていきます.あるとき私も振られた立間に向かい,足跡脇に場所を決めたところ,そばにマッ缶が落ちていることに気付きました.マッ缶というのは缶入りマックスコーヒーのことです.

 

 

犬が近づいてくるまでは暇なので立間の周囲を観察するのですけど,良く見ると近くに何本もマッ缶が落ちているんです.それもいろんなデザインがあります.マッ缶は年代でデザインが違うので,古いのから現代のまでいろいろ落ちているのです.

 

使う頻度の高い立間のそばなので,巻狩の誰かが捨てたものか?とも思いましたが,ゴミをその辺に捨てるようなメンバーはいそうにありません.林業の人が休憩するところだとしても,彼らだって捨てはしないでしょう.マナーの良くない人がいるなぁと思いながらその日の猟は終わりました.

 

その後グループの人にマッ缶の話をしたら,昔あの辺りで首吊った人がいたんだよ,ですって.ゾゾゾゾ〜ですよね.ただ気になったのは落ちていた缶はみんな封があいて空だったんです.でもお供えするときって開けます?地域差があるのかな?中身をまくなら空き缶は持ち帰るだろうし....

 

ちなみに巻狩中って無線でやりとりしてるんですが,「あの車何日も駐めっぱなしだな」「○○,見て来いよ」とかいってるのをたまに聞きます.見つけてしまうと警察を呼ばざるを得ないし,その日は巻狩中止になってグループ全員のワクワクな一日が終わってしまいます.変なこと考えている人には山奥に見えるかも知れませんが,我々には庭なんですよ.苦笑