狩猟で使うなら無線機本体はポケットにでもいれておき,外付けオプションでマイクやイヤホンをひっぱってくる感じになります.ここではマイクを考えてみましょう.
まずはどのように配置するか考えます.好みもありますし,運用スタイルによっても最適解が異なるので,あくまでも私の場合と言うことで見てください.私の使っているベストそのものではないですが,まあ大体こんな感じにしています.
右撃ちなので,無線機関係は左にまとめています.まず無線機(黄緑色■)は左ポケット,そこから左胸にクリップ留めしたスピーカーマイク(白色○)へ,そしてそのマイクのジャックからイヤホン(黄色★)につながります.マイクは横に PTT スイッチがついていて,胸から外さずに口を近づけて使っています.こんなイメージの製品ですね.
もちろんジャックにイヤホンをつなぐとスピーカーマイクのスピーカーからは音は出ません.マイクはあえて防水性を謳っているものは使っていません.水がはいると一時的に音が変になることはありますが,乾けば直ります(全く壊れないわけではないので自己責任).なぜ防水マイクを使わないかというとまず大きくかさばって重いからです.
それにこのタイプだとイヤホン用のジャックはだせなそう.とはいえ,ピンマイクみたいに小さすぎると,手袋をした手では PTT を押しにくいので,ほどほどがいいと思います.
あと無線機のジャックはメーカーやモデルによって異なるので,きちんと対応するものを選びましょう.ただ amazon や通販で見かけるもので,中華製のサードパーティのものはお勧めしません*1.実際に猟友がそういうのを「アイコム純正」だと思い込んで買ってしまって使えず,良く見たら「アイコム対応」だったりするので,騙されないように.その無線機自体を作っているメーカー自体の純正品以外は
- 第一電波工業(ダイヤモンドアンテナ)
- コメットアンテナ
- アツデン
- アンテナテクノロジー
などの日本の周辺機器メーカーだったり,その商品の販売元が山本無線や中部特機産業といった日本の専門店であれば問題ないですが,商品の表題に
- アイコム対応 とか
- 意味がイマイチ不明なアルファベットのメーカー名
などとあって互換性っぽく誤解させそうな製品は私だったら選びません.amazon で商品リストを見ると,ほとんどがそのような商品にみえます.こと,こういう分野の商品については amazon って単なる販売プラットホームであり,販売元が信用できるわけではないので,ご注意ください.一番良いのは直接無線機屋に行って買うことなんですけどね.
とりあえずマイクの話はこの辺にして,次はイヤホンにいきましょう.
*1:あくまでも個人の見解ではありますが,安ければ良いという軽薄な考えが私たちの自由民主主義圏を破壊しようとしている現在の国際情勢を鑑みて言っています.