図書館でこんなマニアックな本を発見.
「火器弾薬技術ハンドブック」弾道学研究会編・防衛技術協会刊 です.期待している内容は小火器(散弾銃やライフルに興味があるわけですから)なのですが,実際は戦車砲といった火砲に主体があります.しかし弾道学の基礎がコンパクトにまとめられていますし,もし弾道学をはじめとした火器弾薬全般の専門的な知識を得たいというのであれば,強力な選択肢になりえると思います.
目次を書きますと
第1編 弾道学1 概説
2 砲内弾道
3 過渡弾道
4 砲外弾道
5 終末弾道
6 統計的評価法.
第2編 弾薬類
1 概説
2 火薬類
3 弾薬
4 信管
5 弾薬を取り巻く環境の変化
第3編 ロケット弾
1 概説
2 ロケット弾技術
3 ロケット弾の設計
4 ロケット弾の動向
第4編 火器
1 概説
2 小火器
3 火砲
4 射撃統制等
第5編 試験および評価
1 概説
2 試験
3 計測
4 評価
問題は8千円超という値段ですね.狩猟や射撃に直接関連する分野に限ると役立つ部分はとても少ないので,それだけを考えれば出せる金額ではありませんが,弾道学や弾薬そのものの広範な専門知識を得たいというのであれば,こんなにまとまっている本はないと思います.専門書としては高いほうではありません.とはいえ,オススメですといって買った人から損した!と言われるのは嫌なので(笑),一度図書館で見てから決めてください.
私はといえば,前向きに検討しています.笑