週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

狩猟読本

狩猟免状の更新のたびにもらう狩猟読本.今年の講習ではこちらのテキストでした.
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狩猟のガイドブックと言えそうな本はいくつか本屋で見かけますが,総合的にはやはりこの本ほどよくできているのはないと思います.もちろん狩猟の講習会用のテキストですからそういう観点で書かれていますし,読んで「楽し~♩」となる感じではないのですが,それでも現時点では狩猟を始めようという人には結局のところもっともおすすめな狩猟本です.題目を拾い出してみますと
1. 狩猟とは 2. 法令に関する知識 3. 鳥獣に関する知識 4. 猟具に関する知識 5. 鳥獣の保護及び管理 6. 狩猟の実施方法 7. 参考資料
となっていて,法律,鳥獣の判別の仕方,わなの説明,狩猟時の服装や用具の取り扱い方,獲った後のさばき方や料理のレシピなどまで約270ページにわたって網羅的に解説されています.まあこれを熟読したからといって,獲物がたくさん獲れるようになるわけではありませんが,それでも最初の一歩を踏み出すのに必要な最低限の知識は得られるでしょう.資料も充実しているので,経験者でもちょっとした調べ物をするときに便利ですから,まさに狩猟者必携,というか,講習会で配られるので捨てない限りみんな持ってますけどね.笑 価格は800円とお手頃ですし,おすすめだと言いたい相手は未経験者なわけですけど,残念なことに普通の本屋では売ってないのですよね.周りの猟師に頼めるようであれば貸してもらうといいと思いますし,いないということであれば,猟友会に問い合わせると販売対応してくれると思います.amazon で売ってたら楽だなぁと思いましたが,同名の全然違う本がでてましたので注意してください.笑 今のカバーは柔らかくてすぐ折り目がついてしまうので,もっと丈夫にしないと店頭には置けないと思いますが,猟友会には是非この本,もしくはここから未経験者向けに必要な部分を抜粋,説明加筆して,市販してもらえたらいいかなと思いました. ところで講習のたびにもらうので何冊もたまっていくのですが,見比べると面白いですね.例えば 2013 年はこんなでした.
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ちょっとデザインが違いますね.その前の 2010 年はというと
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色が違うだけです.2007 年は
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おっと紙に色がついてるけど,モノクロ印刷です.中の判別の絵はカラーですけどね.その前はどこかにいってしまいましたが,これより前はずっとモノクロだった気がするのと,もっと素っ気なかった覚えがあります.笑 見比べても中身に関してもあまり変わっていませんが,法律がよく変わるので,その度に細かい改定が加わっていますね.そんなわけで猟師のみなさんは何冊も持っているでしょうけど,一番新しいのを手元に置いて,あとは捨てるのではなく,狩猟に興味があるという人が現れたら差し上げてみてはいかがでしょうか.もちろん法律が変わってることは伝える必要はありますが,どっちにしても受験すればその人も新しい本をもらうでしょうし,狩猟の大体は前の版でも理解できるでしょうからね. #ご注意!# 猟友会主催の狩猟講習会を受講する場合に使用されるテキストですので,これをすぐ受けるという方はその申し込み時にもらえます.また更新の講習会でももらえます.よって近いうちにこれを受けるという方は別途買う必要はありません.ですから別途買うということで,おすすめなのは狩猟免状はとるかわからない,あるいはとるつもりはないけど,狩猟について知りたいという人です.