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【勝手にFAQ】散弾レシピの調べ方

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散弾リロードデーター
データはあくまでも published load から得ましょう.すなわち信頼できる(と考えられている)メーカーが出している書籍やデータブックを,そしてこのご時世ならオンラインデータを参考にするということですね. 書籍に関しては有名なのは Lyman 本かと思います.LYMAN Shotshell Reloading Handbook で現行は 5th edition です.
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いろんなデータが載っていますが,日本だと入手できる部材に制限があるので,実際に自分が使える組み合わせはほんの一部です.私はこういう本が好きなのでもちろん持ってますが,実際にこの本のデータを使うことはほとんどありません.では何を見ているかというとオンラインデータです. 購入できる火薬はどちらの製品でしょうか.日本だと Hodgdon あたりになるかと思います.それならこちらを見るのがベストです.step 1 gauge と,step 2 shell は any と書いてありますが,必須ですので,これを最初に選びます.例えば gauge は 12, shell は 2 3/4" Winchester compression - formed AA & HS type plastic shells にしてみましょうか.あとは決まっているところだけをチェックしていきます.例えば入手できる火薬が Longshot か Universal しかないとすれば,step 6 powder にはそれらにチェックを入れます.そうすると step 5 manufacturer は hodgdon しかないので,これはチェックをいれてもいれなくても結果は同じなので放っておきます.step 4 shot weight は散弾で 1 1/2oz とスラグで 1oz Slugmaster でも入れておきますか.で,下の GET DATA をクリック. すると Lead Shot 1 1/2oz のほうでは10個のデータがあります.すべて Longshot なので,Universal には重すぎると言うことが分かります(Universal は燃速が速すぎる).雷管は各社ありますが,持っているのが Win 209 だとするとこれで4つしか残りません.さらにワッズが WAA12R(赤ワッズ)なら2つです.26.4-28.0gr ということですね. 一方 Lead Slug 1oz のほうは一つしかありません.Universal 27.0gr のレシピだけです.ワッドが 1-.135" Card + 1-1/2" Felt + 1-.135" CA とありますが,これは 0.135"厚のカードワッズ,1/2"厚のフェルトワッズ,0.135"厚のカードワッズと順に下から入れていくと言うことです.とはいっても,なかなかそのままズバリな部材が入手しにくかったりするので,適宜自分なりに改良しなければならないことは多いです.そしてこうした部材の変更は腔圧にも影響があります.例え個人がこうしたデータを善意で公開していても,所詮腔圧情報は得られないわけですから,自分でやるなら慎重の上にも慎重を期していきましょう. ちなみに,だいたいこのくらいならいけるだろうというような勘所は,やはりデータを多く目にすることによって養われるだろうと思います.もちろんオンラインでも悪くはないのですが,とかく自分が探しているデータだけしか目に入らない傾向があるでしょう.ですから,もし散弾リロードをより深く知りたいということでしたら,上で紹介した Lyman 本あたりを手元に置いておくことをおすすめしたいですね.しかしもしスラグのことを知りたいというのであれば,この本はあまり載ってないので,スラグだったらこっちのほうがいいかも知れません.
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Slug Loading Manual, 6th edition
自分で持ってるわけではないので,お勧め度は不明ですが....