週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

300m射撃の復習

いきなり零点規正を 300m でやるのは難しいので,100m で合わせ,ドロップ量を逆算してやると簡単だと思います.が,今回はなーんの準備もせずに行ったので,1枚分上を撃つというおおざっぱな方法でやりました.この結果が妥当だったのかを検証してみましょう.

弾速がそのまま分かればいいのですが,MagnetoSpeed を装着した状態だと零点がずれるので測っていません.弾速の測定に使用した弾は Lyman Gen6 で一つづつ薬量を測っているのに対し,300m 実射用にしたのはメジャーで測ったものでした.こちらで書いた通り,50gr のつもりで作ったのに,最後に使用量を測ったらそれほど減っておらず,推定平均薬量は 44.8gr だったわけです.この近辺の弾速変化は今回 40fps/grain ほどだったので,そこから推測すると 2012fps 程度であったと考えられます.

この条件を JBM Ballistics の Trajectory (Simplified)に入力すると,100m Zero でドロップは 89cm となりました. 的紙の大きさは縦80cm ですから,一枚上を撃ったというのはだいたい妥当だったことになります.ちなみに残存エネルギーは 300m で 1119 ft•lbs で,400m になると 952 ft•lbs と千台を割ってしまうので,このレシピだと300m が一般的な狩猟には限界と言うことになりそうです.まあ薬量を失敗して弾速が出ていないわけなので,この条件では判断出来ませんけど.

そういえば以前薬量はてんこ盛りでしたが,同じ組み合わせで 2600fps 近く出したことがありましたので,その条件で計算すると 300m でのドロップは 49cm,エネルギーが千台を割るのが 700m 以上となります.これなら猟にも使えそうですね.