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昨日のニュースでこんなのが...

日本食合わず…」公園のカルガモ捕獲 ベトナム人 書類送検

2019年3月1日 16時35分 NHK

東京・江戸川区の公園でかわいらしい姿を見せていたカルガモが、近くに住むベトナム人に捕まえられてしまいました。ベトナム人は「日本の食事が口に合わずカモを使ってベトナム料理を作るつもりだった」と話していて、警視庁は鳥獣保護法違反の疑いで書類送検しました。

書類送検されたのは、東京・江戸川区に住むベトナム人の男性技能実習生(32)です。

警視庁によりますと去年8月の深夜、江戸川区の公園や河川敷で野生のカルガモ2羽を手で捕まえたとして鳥獣保護法違反の疑いが持たれています。

捕まえたカルガモを自転車の前かごに入れて自宅に帰る途中に、警察官が職務質問をして発覚したということです。

技能実習生は、おととし来日しまじめに働きながら技術を学んでいたということで、事情聴取に対して「日本食が口に合わなかった。カモを使ったベトナム料理のおかゆを作って食べるつもりだった」と話しているということです。

カルガモは捕まえられたあと死んでしまったということで、近所の人は「かわいらしい姿を見せていたのに信じられません」と話していました。

住民「信じられません」「文化の違いがある」

カルガモが捕まえられた公園の近くを毎日散歩している76歳の男性は、「春にカルガモの子どもがたくさん生まれて、育っていく様子を近所の人たちはみんな楽しみに見守っています。カルガモを捕まえて食べるというのは考えもしないし信じられません」と話していました。

また、河川敷で普段から犬の散歩をしている53歳の男性は、「橋の下などでカルガモをよく見ます。日本人には考えられませんが、文化の違いがあるので許してあげたい気持ちもあり、難しいですね」と話していました。

なんと手づかみというのが驚きですね.この件の何が問題だったか考えてみましょう.まずカルガモは狩猟鳥獣ですから,そこはOK.また手づかみは自由猟法なので狩猟免許は必要ありません.場所も鳥獣保護区などはダメですが,江戸川区は葛西の浜の部分以外は全域特定猟具使用禁止区域(銃器)なので銃以外ならOKです.ただしとるにはルールがあって,今回引っかかったのは以下の2点でしょう.まず河川敷と公園でとったということですが,河川敷は問題ないものの,公園は狩猟禁止であるということですね.次いでとったのが昨年8月で猟期以外だったことです.これはいけませんが,逆に猟期中に河川敷で手づかみということだったら,そのままスルーされていたでしょう.まあ住民からはいろいろいわれそうですけども.

ただ住民の声にはちょっと違和感があります.日本人はカモをずっと食べてきたし,今でも食べてるというのは歴然とした事実です.鴨場を宮内庁が越谷や市川に持っているくらい公式な話(現在はここでとっても放鳥してしまい,料理では別なのを出すそうです.どういう意味かは不明).お店で出されるのしか食べてないから知らないのかもしれませんが,家禽でないものならどこかでとってきてたりするわけですよね.なので捕まえて食べるのが「信じられない」は個人的な感想だったとしても言い過ぎじゃないかなと思いました.

そして「許してあげたい気持ち」はわかりますが,知らなかったとはいえ法律違反には違いなく書類送検となったわけです.まあ起訴猶予になるんじゃないかな?とは思いますが.