なんのことかというと,散弾リローダの話.うちのは MEC で,こんな感じのを使っています.
うちの鴨用散弾は4号なので,それほど大粒というわけではないのですけど,散弾も長期在庫していると表面が荒れてくるのか,ドロップチューブ内でブリッジしちゃうことがあるのです.要するに弾詰まりです.すると,薬莢の中にちゃんと落ちずに引っかかった状態になり,薬莢を隣のステーションに移動した瞬間にドバーッと落ちてきたりするんですね.床をコロコローっと飛び散り,いろんな所に滑り込んでしまうので悲惨です.
対策としては,リローダをスチールショット対応にする方法が最初に頭に浮かびました.何が普通のリローダと変わるかというと,スチール散弾は鉛に比べて粒が大きくなるのでブリッジしないように,ドロップチューブを太くしたり,ボトルの口が大きくなったりしています.そのためにこの部分の部品を入れ替えるコンバージョンキットを使います.
conversion kit
中身はスチール用のボトル,ドロップチューブ,ランマーチューブ(ドロップチューブを内側に収め,ワッズを押しつける役目がある)の三点です.
うちのリローダはこれを使うことでスチール対応が完了しているのですけど,4号散弾はボトルで詰まることはないので,ドロップチューブさえ太くなれば,問題ないんですよね.おまけに上のキットは $50 くらいするのですけど,ドロップチューブだけなら $10 もしないのです.
steel drop tube
ランマーチューブも $18 くらい.
steel rammer tube
というわけで,MEC のリローダでブリッジに悩んでいる方は,スチール対応をおすすめしますけど,そのときにはキットではなくて,ランマーチューブとドロップチューブだけ買えば良いでしょうというのが,今回のエントリの趣旨でした.ちなみに本当にスチール散弾にすることになったら,バーとかも換えないといけないから,結構大ごとになりますし,そもそもそんな時代には今みたいな 2-3/4" じゃなくて 3" 以上が標準になると思うので,今から買うならスチール用がいいかも知れないですね.