週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

予算つけてあげて!

ネットニュースで法務省特別機動警備隊の訓練映像がありました.刑務官の精鋭部隊だそうです.普通の刑務官は拳銃を所持していませんが,不測の事態のために武装刑務官が制定されたということみたいです.射撃訓練では隊長曰く

 

f:id:weekendhunter:20220323112314j:plain


「実弾を撃てる機会は年に数回しかありません」ですって.なんということでしょう.我々のように趣味で撃ってる人間には散々練習しろと言っている御上がそんなことでは困るではありませんか.

 

射撃と狩猟でしか撃ってない私たちは,撃って良いものの方向にしか撃ちません.弾道方向に撃ってはいけないものがあるときは,引き金は引けないのです.というか,狙うことすらしません.ですから,下手な人でも,そもそも狙っている方向には撃ってはいけないものがないのだから問題ないのです.要するに射撃でも狩猟でも単に「ハズレちゃったよ,えへへ」で済むときしか撃てないのです.

 

しかし警察官をはじめ,司法関係者は近くに撃ってはいけないものがあっても,撃つべきものがあるときは,それに当てなければならないわけじゃないですか.だったら,我々素人よりも何十倍も練習しているべきなのに,年に数回だなんて,やらないよりはマシくらいの効果しかありません.自転車に一度乗れるようになれば,何年乗らなくてもすぐまた乗れるのと一緒で,上手になってからは練習も年に数回でもいいかも知れませんけど,少なくとも上手になるまでは,毎週とまではいかなくても,隔週くらいではやってほしいですよね.

 

何が問題なのかな?予算でしょうか?拳銃の実包なんてそんなにコストかからないと思うのですけどね.リロードの係でも作ってやれば,更に安く済むし.高いの買わされてるのでしょうか.

 

ちなみに今回も若干気になった点があります.それは射撃シーン.

 

f:id:weekendhunter:20220323112724j:plain


射撃線よりも前にカメラマンが出て行ってるように見えるのですよ.拳銃弾は音速以下なので危険性が低いかも知れませんが,銃口からは斜め前方にも塵芥が高速でふきだすので,こういう位置には行かないのが我々素人でも当然とされています.