週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

狩猟時計を考える・番外編

近年の多機能化によって,本当に欲しい機能が圧迫されているというお話を前回書きました.

 

weekendhunter.hatenablog.com

 

このエントリではカシオのラインナップだけでしか見ていなかったので,他に狩猟に適したものはないかと探していると,こんなのを見つけちゃいました.

 

Sinn 3006


Sinn というドイツの時計メーカーの製品で,3006 というモデルです.もう名付けがそのまんま.というか,そうなるとなぜに 308 じゃないのかとか,NATO だったら 762 じゃないかとか,まあそういう話はおいとくとして.笑

 

普通のクロノグラフに見えますけども「狩猟用」と題している理由は「ムーンライト表示」がついているからです.なんとドイツでは夜間の銃猟も可能で,ただその時は人工光源の使用が禁止されているとのことです.必然的に月明かりの下で撃つことになるため,出猟は満月の前後が適しているということになるそうです.そこでムーンライト表示というのが下の方にあって,こんな感じに表示されます.

 

 

これは満月の三日前の表示で,時計回りに少しずつ動いていて,満月になると円が真下に行くという仕組み.要するに月齢表示が満月の前後だけ見えるようになってるというイメージですね.せっかくだったらずっと見えていたら潮回りもわかるのでもっと役に立つのになぁ.

 

というわけで,Sinn の 3006 狩猟時計はドイツの狩猟法を反映した機能を持っており,夜間銃猟が禁止されている日本ではあまり役立たないかも?という結論でした.ちなみにこの時計の日本での定価はなんと90万円弱です.うーん,どっちにしても手は出せないなぁ.苦笑