週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

狩猟時計を考える・2022年版

2022年版といっても,もう終わっちゃう此の期に及んで!?と思われそうですが,今年はまだこのネタを書いてなかったことに気づいてしまったので.笑 ちなみに去年の記事はこちら↓です.

weekendhunter.hatenablog.com

 

現時点での私の狩猟スタイル(巻狩猪・鳥屋鴨・散歩鳩)を念頭に置いて,時計に防水や計時以外で求める機能は必要性の高い順に以下の通りです.

 

(1)タイドグラフ 巻狩では関係ないのですが,汽水域の鴨撃ちでは水位の動きが重要です.もちろん釣りにも使えます.


(2)電波時計&ソーラー充電システム 普段時計はしないので手間いらずがありがたい.

 

(3)コンパス 曇りの山中では方角を見失うことがあります.タツを切られて(逃げられて)走った先を報告するときにも方角は把握しておきたい.

 

(4)気圧計測 天気予報は出猟前にチェックしますが,変わることは当然あって,これから天気がくずれそうだとかは気圧を見ているとわかるので,あった方が良い機能です.

 

あとはあった方がいいけど,諦めた機能もあります.


(5)日の出・日の入り時刻表示 狩猟で法的に必要なのはその地点での暦時刻ですが,天体運動の正確な計算には有効数字の桁数が必要で,たかが腕時計にそこまで正確な演算はできません.緯度経度を入力しても時計の内部計算では2分程度の誤差はあるということなので,それなら出猟前に調べておくべきと思い,この機能は割愛します.

 

それと逆にない方がいい(と考えている)機能です.


(6)スマホ連携機能 スマホ持ってないんで.は置いとくとして,ついていると無駄に電気を食いますからいらないです.連携するくらいだったらスマホ自体で処理すればいいと考えています.

 

(7)GPS受信機能 上の機能もそうなのですけど,GPS受信機も結構電気を食うんですよ.だから正直,腕時計にそんな機能はついてないほうがいいと思います.スマホで十分.もちろん持ってないけど.笑

 

こうなると,今時は多機能モデルが多くて,逆になかなか選択肢がないような.まずはアナログにするかディジタルにするかから考えますか.すると潮汐に関してはディジタルの方が見やすいと思います.というのもこんな感じだからです.

 


ディジタルだと現時点で潮汐グラフのどのあたりなのかがわかりやすいのと,潮回り(大潮だとか小潮だとか)も同時に表示できます.上の例は中潮の干潮に相当しますね.

 


これがアナログ時計だとどうなるかというと,こんな感じ.

 


干満を針で表現するのにだいぶ工夫している感じはします.これから上がるのか下がるのかが分かりますからね.ところが潮回りがわかりません.実際は月齢から推測できますけど,一目ではわからないわけです.ですから,タイドグラフはディジタルのほうが便利だと私は思います.

 

このように機能を絞っていくと,どんな機種があるのでしょうね?カシオのページで見てみましょう.

www.casio.com

 

ここから,「デジタル」と「タイドグラフ機能」,「気圧」だけをチェックをいれてみると,これ一つだけになっちゃいました.そんなバカな!?

 

GSW-H1000-1AJR

 

なんと定価が 88,000 円もします.GPS がついていまして,それがオフでも電池が持つのは,わずか1日半ですって.スマホとリンクする機能がついている所為でしょうか.ただそのおかげでしょうが,現在地の日の出日の入り時刻がわかります.しかしそれが電池のもちを犠牲にするほどありがたいかと言われると,どうなんでしょうね.計算精度もわからないし.

 

ちなみにこの機種選定ページでわからないのは,上の条件からさらに「方位」をチェックすると,候補が増えるんです.普通逆ですよね.AND じゃなくて OR 検索なの?なんだこれ.ただ増えたモデル(GWF-D1000B-1JF)も潮回りはわからないので候補落ち.値段もすごいしねぇ.


結局現行機種ではありませんけど,自分が使っている PRW-2500T が正解だったのだろう,と思ったのでした.

 

PRW-2500T


だいぶ前に買った時は2万円台だったと思います.チタンで,若干のスリ傷はついてもへこたれません.今買おうと思ってもこの価格では無理っぽい.大事にします.