週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

MEC の火薬ボトルを観察する

うちのメインの散弾プレスは MEC の Sizemaster です.

 


この上部には二つのボトルが載っており,左が散弾,右が火薬で使います.散弾はお茶などの空きペットボトルでもいいというお話を以前しました.

 

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ただし火薬はそうはいきません.静電気で張り付いたりするので,帯電防止処理された専用品を使うのがよいです.まあ最初から付いてるのを使えば良いわけですね.

 


で,このボトル,よく見ると下の方に何か書いてあるのです.

 


minimum powder level ね.薬量はこの線以上を維持せよという注意書きです.

 

嵩で量り取るタイプのパウダーメジャーって,上から火薬を押しつける圧力があると火薬が余計に入ってしまうので,圧力が掛からないような工夫をしているのが普通です.例えばライフルに使っているメジャーなんてこんな感じになっています.

 


赤矢印の部分,ホッパーの中に傘みたいなのがありますよね.バッフルというのですが,それより上にある火薬の重みが,下部にある容量を量りとるシリンダにかからないようになっているのです.

 

なので,MEC のボトルはなぜこんな反対なことが書いてあるのかな?と思いました.うっかり切らせてしまう人がいるってこと?あるいは火薬が斜めになって,外からはギリギリあるように見えるけど,実際はシリンダ上部にはないとかいう現象が起きたりするのかな?

 

まあ散弾の場合はライフルと違って,火薬がなくても雷管圧力だけで出ちゃったり,スラグで停弾してもライフル溝がないので割と抜きやすいということもあって,薬量のチェックを細かくしない傾向にあるから,このくらいは注意しなさいってことかも知れませんね.

 

ちなみにこの注意書きは散弾用に設定されている大型ボトルの方には書いていません.こんな長いボトルに鉛弾をめいっぱい入れたらとんでもなく重くなっちゃうと思うので(多く残った状態だと散弾を抜く作業が大変になる)うちでは火薬と同じサイズを使っていました.そのあとは大粒散弾が引っかからないように鉄散弾用の太口ボトル,そして今はペットボトル(更に口が広い)を使っています.進化しました.笑