週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

リローディング

今週のお題「マイ流行語」ということですけど,このブログのメインテーマである「リローディング」ということになるでしょうか.

 

初めてこのブログにお越しの方には「リローディング」を説明しないといけませんね.これは銃で発砲済みの薬莢を再成型し,新しい雷管,火薬,弾頭を組み込むことで,また撃てる実包を組み上げることです.

 

 

もちろんその辺にある銃砲店でも,許可さえあれば,完成された実包を購入することが出来ます.これを工場装弾といいますけど,必ず製造公差というものがあって,火薬量が個々の実包で違うのが当然で,また薬莢自体も,そのカートリッジを公称しているどの銃にも装填できなければならないために,どうしても小さめに作られているので,その緩さが射撃精度に影響すると言われています.

 

あとはもちろんコストの面もあります.大量に出回っている種類の実包はそこそこ安いですが,そうではないマイナーなカートリッジも多くあり,そうなると一発千円近くなるものもあります.そんなマイナーなカートリッジを部材から組み立てる場合に最もコストが掛かるのは薬莢なのですが,その薬莢だけは大事に扱えば何回も再利用が可能な部材です.そのため特にライフル射手は自分でリロードすることが多いです.このブログはそんなリロードを主テーマに掲げているのであります.

 

ちなみに散弾の場合,クレー射撃用の実包は部材を買ってきて自分でリロードするよりも,工場装弾を買った方が安いです(ざっくり言えば買って50円,作って100円).またリロードしても特に精度が上がるというものでもないので,これを手組みする人はほとんどいません.ただしスラグ弾(大きな一粒玉)や狩猟用装弾の場合は工場装弾が高い(ざっくりで買って200円,作って100円)ので,リロードする場合があります.まあリローディング用品自体が結構お値段しますし,撃つ数がクレーとは違ってそこまで多くないので,そのくらいの差なら工場装弾を選ぶという人も多いですけどね.