週末猟師

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Lyman Shotshell Reloading Handbook 5th Edition

今まで Lyman Shotshell Reloading Handbook の 4th Edition でやってきましたが,現在使っている散弾用の火薬である Hodgdon Longshot は割りと新しめなのでこの本には載っていないこと,そしてオンラインではレシピ的に安牌中の安牌と思われるものしか載っていないのか,それほど充実しているとも思えなかったので不満がありました. 先日米国の方から,この本の新版(5th Edition)には Longshot のレシピも載っているとの情報をいただきまして,結局買ってしまいました.
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左が 4th Edition,右が 5th です.新しい方が 30 ページくらい厚くなっているようですが,充実していると言うよりは non-toxic の新種にページを割いている感じがします.具体的には
4th → 5th のページ数 最初の説明 135ページ → 108ページ Lead shot 117ページ → 112ページ Buck shot 26ページ → 31ページ Slug 25ページ → 18ページ Steel shot 38ページ → 32ページ Bismuth shot 0 → 40ページ Hevi-shot 0 → 23ページ
というような構成の変化が見られます.もちろんページ数の減少が必ずしもレシピの充実度が下がったことを示すわけではありませんが,自分のよく使うデータの厚みは減ったような感じを受けます.米国では waterfowl 等での非鉛装弾化が進んでいるようで,そういうレシピを増やした結果,私たちがよく使う分野が割りを食ってしまう傾向にはあるようです. ちなみに欲しかったのはオンラインで調べられなかった slug を Longshot で押すレシピだったわけですが,この本にも数種類しかありませんでした.相変わらず SR4756 なんてディスコンのレシピが幅を利かせています.実はこの新版が出たのは何年も前なので,仕方ないと言えば仕方ないのですけどね.次の Edition では Longshot を大いに採り上げてもらいたいと思います.