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パウダートリックラー
こういうやつですね．
火薬を少しずつ足していって薬量を調整する道具です．実際の使い方は，まずパウダーメジャーで所定量よりもわずかに少なく出るよう調整してからパン（小皿）にとり，それを秤に載せて所定の薬量に達するまでチューブを回して火薬粒を少しずつ出すというわけです． 各社出してますけど，それほど高いものではないのでリロードを始めるときに一緒に買ってしまいがちですが，実際は要らないと思う道具の一つです．特に私の場合は薬量を個々に計るのは，薬量を例えば 0.5gr 刻みで変えていく，みたいな場合なので，薬量が少ないときはトリックラーを回す回数も少ないですけど，薬量を増やしていくときにはわざわざパウダーメジャーの方を調整することはしないので，トリックラー側の操作が多くなります．結局結構な回数，回さないといけなくて時間がかかるのです． で，結局行き着いたのはこちら．
両頭スプーンです．大きい方は数グレイン調整するときに使いますし，小さい方は 0.1gr の調整に便利です．これだと目標薬量まで遠いときは大きい方，近くなってきたら小さい方というような使い分けが出来まして，トリックラーよりかえって便利です． 薬種によっても異なりますが，例えば H4895 の場合は，6粒で 0.1gr くらいです（取引用精密秤を使った測定の様子はこちら）．普通のグレイン秤では 0.1gr まで見て計ると思いますが，このくらいの目安で合わせ込んでいくことで，トリックラーより早くて便利に同じ事が出来ると思います． というわけで，トリックラーを買おうかなぁと思っている方，まずはスプーンを試してからでもよいと思いますよ．ちなみにトリックラーでもよいと思うのは，同一薬量の弾をたくさん作る場合くらいかと思います．（私はパウダーメジャーの精度を超える腕がないので，メジャーで十分満足してますけど）
