週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

キッチンばさみ

ジビエ料理に使っているはさみについては一つ前のエントリでご紹介したとおり,フジ矢の電工はさみを使っています.これですね.
画像
鴨などの鳥は,特に翼などは軽く強度を持った骨がありまして,包丁などで切ろうとすれば間違いなく刃こぼれします.それに羽などは衛生的にもまな板に触れさせたくないので,手に持って使えるハサミのほうが適しています.そこで粗解体はこのような強靱なはさみを使ってバッサバッサと切るわけです.ある程度部分に分けた後は出刃包丁などで処理します. 一方イノシシなどの肉をブロックでもらった場合は筋肉ごとにわけたり(筋膜の間をはがす),筋膜自体をむいていったりします.この場合も包丁は使いにくいですが,さっきのはさみも使い勝手はよくないです.そこで使えるのが外科用のはさみなんですね.
画像
いろんな種類がありますが,先が丸いタイプ(両鈍といいます)がこの用途にはいいと思います.もとはといえば,youtube で有名な北の大地のお医者さんハンターが使っているのを見まして,これは良さそうだと思ったところがきっかけでした. このはさみは筋膜の間を剥いでいったりするのに非常に具合がよろしいです.さすが外科用って感じですね.笑 ちなみにこれはそっち方面では剪刀(せんとう)というらしいです.一般的には同じ字で「はさみ」と読みますけど.もしどこかのお店に買いに行く方がいらっしゃれば,知っておくと通じやすいかと思います.ちなみにこのまま煮沸消毒もできますし,ねじ止め式なら自分で外して洗えますしおすすめです. もちろん海苔とか昆布とかはごく普通のキッチンばさみを使ってますが,ジビエ用はうちではこの二丁です.