週末猟師

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Lyman Brass Smith Line

SHOT SHOW 2018 が始まって,各社新製品の発表が出てきましたね.しばらくはこのネタでいけるかな?笑 さて今回は Lyman の新しいプレスについて見てみましょう.元々 Lyman からは T-MAG II というターレットタイプと CRUSHER II というO型が現行品でありました.今回はこれら両者がモデルチェンジしたのに加えて,廉価版のC型が加わったようです.これらを Brass Smith シリーズと呼んでいるみたいです. ではまずはその最廉価版の C 型から.
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Brass Smith Ideal C-Frame Press (MSRP $99.95)
ぱっと見た目だけでいうと,Lee の安い($30位)のを思い出しますね.こんなのです.
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ただ Lyman のは鋳鉄製で,ラムも 1" 径であり,そんなにちゃちなものではなさそうです.色はほかの新製品と同じで Lyman のコーポレートカラーであるオレンジになっています.ダイは普通の 7/8"×14 ですが,Quick Change がつかないから初心者にしてもメインにするにはちょっと微妙だなぁ.来月発売ということで,実売価格はわかりませんが,もうちょっと足してO型にするか,割り切ればもっと安い Lee にするかになっちゃうんじゃないかなぁという気もします.省スペースなのを活かして,用途を限ってサブで使うには悪くない選択かなと. 続いて最もスタンダードな O 型です.
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Brass Smith Victory Single Stage Press (MSRP $199.95)
これはぱっと見,悪くなさそうなのですが,致命的な点が一つ.それは 7/8"×14 のダイしかつかないことです.上と同じですが 1-1/4"×12 がつかないと,Lock-N-Load にできないのです.利点はフレームの開口が 5" あるということで,日本ではたぶんもっともメジャーであろう RCBS Rock Chucker Supreme がだいたい 4" だというのに比べて大きいところですが,これを買いとみるかどうかかなぁと.30-06 とかやってる分には何の不便も感じてないので,こっちは選ばないだろうなぁと思いました.長弾のシーティング専用とかならあり得るでしょうけど,逆にそんな大きな弾を使う人はプレスももっと大きいのを使うと思うし,やっぱり中途半端感が否めないような.... 最後にターレット型です.
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Brass Smith All-American 8-Station Turret Press (MSRP $249.95)
一見するに Redding の T-7 を思い出しましたが,違いは Lyman のこちらが8個のダイが載るところです.T-7 はその名の通り7つなので Lyman の方が一つ多いです.あとは現時点では情報がありませんが,ターレットの交換がどのくらい簡単かによって買いかどうかが決まると思います.T-7 の場合はインデックスに使われているバネとボールをなくさないように気をつけてターレット交換する必要があるので,それなりに気を遣います.Lyman がどのようにこの点を改善してきたかを見てみたいものです.それによっては T-7 のお株を奪うモデルになりそうです.ちなみにこの製品は春に発売されるとのことです.今後も注視したいと思います.