週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

銃身温度と集弾の関係

ライフルでは銃身温度が上がると射撃精度が落ちると言われています.狩猟では一発勝負ですから気にしない要素ではありますが,競技の場合は気になる人は多いですよね.そこで銃身の温度を測りながら4発毎にグルーピングを測っていきました.測定箇所は前のエントリと同じく薬室の外側です.銃身中央部に比べると温度は格段に低いですが,分厚い部分なので温度変化はゆっくりで,多少射撃間隔がずれても影響は小さいところです.さて結果はと言いますと,以下のようになりました.
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グルーピングは 50m における値で,1MOA はほぼ 14mm となります.温度によってグルーピングが単純増加していけば分かりやすい結果だったのですが,残念ながらあまり精度には関係がないという結論になってしまいました.要するに温度による影響は自分の腕の影響より小さいと言うことです.もっと上手な人じゃないと差が出てこないかも知れませんね.さらに今回は弱装ではなく,ほぼフルロードだったこともあり,結構疲れました.集中力が欠如し弾着が飛んだりして一気にグルーピングが悪くなります.本来はちゃんとしたベンチを使うべきですが,バイポッドに枕という組み合わせなので,今回の結果は参考程度ということで.