週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

リローディングスタイル2020:④ネックサイジングダイにかける

前エントリで書いたように,ネックサイズはネックの部分だけをダイに押し込むことになりますから,この部分が焼き付かないようにルーブをつけます.ボディまでつける必要はありません.うちの場合,フルサイズだとラノリン系を使いますが,ネックだけだったらグラファイト系のドライルーブを使っています.マイカ(雲母)の粉を使うこともあります.
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ここで使っているのは Imperial (Redding) のもので,小さいセラミックの粒(メディアといいます)にグラファイト粉がまぶされたような感じのものです.薬莢をここに突っ込むとグラファイトが付くけども,メディアはくっついてはこないという仕組み.まあ皆無ってわけではないですけどね.メディアはそれほど固い材質ではないようで,プレスに掛かるとすぐつぶれますから,もし粒がくっついてきてしまっても問題はないと思います.では,どんどんいきましょう.
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ちなみに弱装弾は腔圧が上がりきらないので,雷管がこんな感じに飛び出していることがあります.
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こうなっていると Redding のシェルホルダにはセットできないので,別のメーカのホルダに変えるか,プライミングツールで押し込むかで対応します.今回はここまで出たのが1発だけだったし,プライミングツールが目の前にあったので,それで押し込んで済ませました.たくさんあったらホルダを変えた方が早いですけどね. この工程でプライマも外れるので,これで case prep(薬莢がリロードできる状態になっていること)完了です.うちでは case prep が済んだものを箱にしまっておきます.
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Winchester とかだと袋売りですが,Lapua はこのプラスチックケースに入っているので管理しやすいですね.