週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

Lee は緩い?

先日は Lee Auto Bench Prime が引っかからずに動いたので使ってみていたのですが,シート深さを適切に制御するのはちょっと難しい感じを受けました.もしかしたら使っている薬莢のプライマポケット径が少し小さかったりするのかも知れませんが,軽く操作するとプライマがわずかに出っ張ったままになってしまうことがあります. 一度薬莢を Bench Prime から外してしまうと,次のプライマがセットされるので,シーティングのやりなおしはできません.ハンドツールだと本体を傾けてトレー側にプライマを戻すこともできるのですが,Bench Prime ではそれができないのです. なので,ハンドツールもトレーなし状態で横に置いておき,シーティングが浅かったものだけを後から処理するという方式をとりました.それでもハンドツールを使う頻度はそれほど多くないので,疲労度は全然違います. そのあと火薬を装填し,次いで弾頭を装着するわけですが,このときプレスにセットできないものが出てきました.よく見てみると,プライマのシートがわずかに浅くて飛び出ていました.チェック漏れだったようです.火薬を一度出してから,ハンドツールでシートし直して作業しましたが,このことから Lee のシェルホルダは,Redding のそれに比べると緩くできているということが分かりました. Lee のプライミングツール用のシェルホルダはこんな感じです.
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それに対して Redding のプレス用のシェルホルダがこちら.
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このリムを保持する部分の高さが Lee の方がわずかに高いようだ,というわけです. まあセンターさえ合っていれば,シェルホルダのこの部分の大きさの差は,できあがった弾の精度には影響しないと考えられるので,それでもいいのですが,そういう差があると言うことは知っておくと,こんな事例があったときに慌てずに済むかなと思いました. ちなみに Lyman, RCBS, Hornady は下のようにプライマ部分にへこみがあるので,少しだけプライマが飛び出た状態でもホルダから外すことはできます.
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