Gavin の動画で AMP の新しいプレスが紹介されていました．AMP といえば高そうなアニーリング機器を出している会社．Press も作ったのかと思いきや，形が変です．
いわゆる普通のリローディングプレスではないですね．見ただけで何をする機械か分かってしまいます．というか構造も．笑 ウィルソンタイプのシーティングダイを使って，弾頭をシートする際の挿入抵抗を測るものです．結果はこんな感じにグラフ化されるとのこと．
ネックにブラシをかけたり，アニーリング直後の薬莢を使うと，このグラフではカーブは低い方に描かれるでしょう． ただ個人的な考えですけど，挿入抵抗と弾頭の把駐力は違うものだと思います．使用により材質が硬化すれば挿入抵抗は大きくなりますが，把駐力はそうとは限らないのではないかと．そして射撃に凝っている人が興味を持つのは，把駐力のほうではないかと想像します． ですから，薬莢の状態が均一かどうかということを視覚化できるということにこの機器の利点があると思います．アニールのタイミングを決めるのに，従来だったら作業で手に伝わる感じで判断していたところが，定量化できるようになって，管理がしやすくなるということですね．
