週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

RCBS の新製品(2):RCIV Reloading Press Kit

これも新製品の仲間らしい.

 

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リローディングプレスキットです.ただ中身を見ますと,プレスも最新の Rebel ではないし,秤もビーム式,特に新しくなった要素はないように思います.ではなぜこれが新製品なんだ?と思ってよく見たら,コレか?

 

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そう,中に入ったマニュアルの版が新しくなったと.これが出たのは3年ほど前で,それに入れ替えたってことみたいです.パチンコ屋の新装開店みたい.

ちなみにこういうキットにはキャリバ依存であるプライミングツール用のシェルホルダ,プレス用のシェルホルダ,サイジングダイ,シーターダイはついていないので,これらは別途買わないとリロードできません.それにあれこれ他に欲しくなるので,いろいろな銃を持てる国ではないし,どうせなら個別にキャリバにあわせたものを選んで買った方が良いと思うのです.ただそもそも狩猟で撃つ分くらいしか年間に作らないし,そんなにリロード自体には興味ない,という人も当然いるわけで....まあそういう需要のことは私は考えなくて良いか.ただ質問があれば,分かる範囲でお答えしますので,コメントください.

ところでこのマニュアルは結構高いのですね.それに Speer の本と言うことは,載っている弾頭が Speer ということで,日本でメジャーな Sierra のデータではないのが気になります.もちろん弾頭メーカーの出しているマニュアルは,弾頭形状と弾道についての記述が他より深かったりするので,無意味ではないのですが,最初に必要な知識というわけではないでしょう.

ちなみに何冊ものマニュアルを見てきた結果,私がおすすめするのは以下の二冊です.両方持っているべきというわけではなくて,どちらか一冊でよいと思います.まず一つは

 

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Lyman 本ですね.この手の本としては最長の歴史があるのではないでしょうか.第50版が現時点で最新です.ちょっと高いけど,ハードカバーのほうが私は好きです.自立しますし,開いた状態で置いておきやすいです.もちろんソフトカバーと内容は一緒です.

あとはこちら.

 

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Lee 本です.価格は良心的ですし,内容もなかなか濃いです.著者のマニアックな考えが入っていたり,他にないアイディアもあります.載っている道具立ては当然 Lee です.笑

私が最初に読んだのが Lyman 48 だったので,どっちかというと Lyman 推しかなとは思うのですが,Lee もいい本だと思います.多少偏見じゃない?って思う記述もあったりして,若干洗脳されちゃう危険はありますけど,まあアブナイ話じゃないんでいいかなと.笑

ただよく考えると,英語で書かれているというところで引っかかる人もいるかも知れませんね.しかし基本となるロードデータは一つ持っておいた方がいいと思うので,読めないとしてもどっちかはあった方が良いんじゃないかと.もちろんデータ自体はオンラインでも調べられるのですけど,他のキャリバと比較したりするときは,やっぱり本の方が楽ですしね.え?レシピは一つで十分?研究する気などない?それならまあいらないか?弾職人としてはさみしい話ではありますけども.