30cal 薬莢のマウス径確認にはこちらのゲージを使っています.
Ballistic Tools 製の Case Mouth and Neck Tension Gage です.224/308 の両頭になっています.224 は持っておらず,308 のほうしか使ってません.
製品説明には
SPECS: Steps are .218, .221 and .224 on the 22 side, .302, .305 and .310 on the 30 caliber side.
とありますから,30cal 側は
0.302"
0.305"
0.310"
と3つの段があると読めるわけです.ところが実物はというと
なんと5つもあるんですよ.まあ5番目はちょっと強引かも知れないけど,このように説明と段数が違うと,実際どの段がいくらに対応するのかが問題じゃないですか.で,計ってみました.本当はマイクロメータがいいんだけど,適したアンビルのメータがベンチに見当たらないので,とりあえずノギスで計りましょう.それでもまあこのくらいの精度はあります.
これで実際に計ってみますと,細い方から順番に1番が 0.2985"
2番は 0.3015"
3番は 0.3045"
4番は 0.3075"
5番が 0.3095"
となりました.まとめますと
1段目 0.2985"
2段目 0.3015"
3段目 0.3045"
4段目 0.3075"
5段目 0.3095"
そしてこのノギスの表示で,最後の桁(1万分の1インチ)は0か5だけなので,±0.0005" の表示誤差はあります.
ちなみにゲージの説明では
0.302"
0.305"
0.310"
とありましたから,実物の1段目は挿入しやすくするためのガイド部分で,2,3弾目が実際に測れるところ,そしてなぜか4段目が意味不明で,よりによって狭い5段目が 0.310" を意味すると考えられます.
実際にゲージを使うときには入るのが2段目までだときつい,3段目までならOKだけど,それ以上はいるとユルユルという感じだったかな.マジックか何かで塗っておくと良いのかも知れません.