週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

ベルハンマーでラムルブる

RCBS のリローディングプレスも何種類かありますけど,最もユーザーが多いのは現行だと Rock Chucker Supreme(通称 RCIV) でしょうね.プレスには大きな力が加わりますから,可動部は潤滑する必要があります.たとえば真ん中の棒柱の部分はラムといいまして,ユーザーは皆さん,錆びないようにグリスを塗布して使っているかと思います.

 

RCIV

 

これの後継モデルとして出たはずの Rebel Press は RCIV をちょっとゴツくしたような感じです.「出たはず」というのは,結局 RCIV の需要が大きかったみたいで,現状併売状態になっていて,あまり後継とはいえない半端な状態になっているからです.

 

Rebel Press

 

このプレスはラムの潤滑のためにグリスニップル(赤矢印部)がついて,グリスガンを使って,ここからグリスを圧入する仕組みになっています.

 

グリスに RCBS の指定はないですが,モリブデンにすると黒く汚れるし,所詮レバレッジのそんなに大きくない手動工具にそこまで大きな負荷が掛かるわけではなく,汎用のリチウムグリスで十分だと考えられます.けど,圧入して使って見るとなんだか粘って操作が重い感じなんですよね.WD-40 で潤滑させていた RCIV より明らかに重いです.

 

そこでこんなグリスを使ってみることにしました.

 

 

あ,このパッケージじゃ分からないですね.笑 これはスズキ機工のLSベルハンマーです.バイク等の整備で少量塗布する用途に使っています.このグリスの稠度には No.0 と No.2 がありまして,ここにはもちろん No.2 を投入.空いているグリスガンがなかったので,ラムの上下から少しずつ入れていく感じにしました,入れ替わるに従って若干操作が軽くなった気がします.プラシーボは否定しませんけどね.笑

 

しかしよく考えれば前に圧入したリチウムグリスの稠度が不明なので,純粋にベルハンマーにしたことによる効果がどれだけなのかは分かりません.単にもっと硬いグリスを使っていたためかも知れませんから.もし定量評価するなら稠度も会わせて測定しないといけませんね.とはいえ,触った感じはリチウムのほうも No.2 くらいとは思うのですけども.

 

 

 

#追記#

前に入れていたリチウムグリスはどうも稠度0っぽいです.私の感覚って当てにならないなぁ.苦笑 せっかくなので今度はラムを抜いてクリーニングした上で,ベルハンマーを入れ直してみようと思います.それでベルハンマー最高!となれば,グリスガンもどうにかしないとですね.