週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

【エアソフトガン】トレーニングライフル計画・とりあえず重くしてみた

据銃練習のために,VSR-10 を実銃より重くしたいと考えていました.とりあえずストックの中に仕込めるのではないかと思い,あけてみることに.

 


2.5mm ヘックスで2カ所ネジを外します.

 


バレルを外してみるとこんな感じでした.実銃みたい.笑 ストックにある凹みにオモリを仕込もうというわけ.

 


ただ前のスペースは小さくて,200g くらいしか入りません.

 


こんな感じです.

 


真ん中あたり(写真だと右端)にも 100g くらいかな.

 


後ろには1キロくらいは入ります.

 


トータルで4キロくらい.重さはもうちょっと増やしたいけど.この詰め方だとストック後方が重いので,かえって安定しちゃって練習になりません.苦笑 マズルアダプタをつけているので,そこにサイレンサーみたいなのをつけて,そこにオモリを仕込めばもうちょっと持ちにくくなって練習に良さそうですよね.自作も考えましたが,14mm 逆ネジのタップなんて持ってないので,それより安いこんなが良さそう.

 


.今度やってみます.

先遣桜

今週のお題「小さい春みつけた」ということで,街中を歩いていたときに見つけた小さい春です.

 


桜ですねぇ.周りも来週には咲き始めると思うんだけど,今のところ付近ではここしか咲いてなくて,きっと春を確かめに来た桜の先遣隊員なんだろうなぁと.笑

 

ちなみにうちの梅は逆に咲くのが遅くて,梅のくせに咲くのは例年桜のちょっと前くらいなのです.重役梅なんでしょう.早かったり遅かったりと,木にもそれぞれ個性があるのですね〜.

 

【エアソフトガン】おもちゃスコープを厚遇する

先日ライフル据銃の練習用に買ったエアソフトガンに,これまたおもちゃの割には高いスコープを載せたわけです.

 

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こういう製品ですね.

 

Victoptics ZOD 1-4x20


練習用のおもちゃなのでガンロッカーにはしまわず,手に取りやすいところに立てかけておくのでスコープの対物レンズ側が汚れやすくなります.いくらおもちゃとはいえ,レンズが汚れるのは気分がよろしくありません.そこでレンズガード代わりの UV  フィルタを買ってきました.

 


これまた結構しますねぇ.苦笑 中身はこんな感じ.

 


24mm が適合します.早速つけてみますと

 


うん,良い感じです.ただ銃もスコープも軽いので,練習のためにはもっと重くしたいと思います.そんなカスタムはまた後ほど.

 

【2024年春版】狩猟用ハンディを考える⑥:アンテナはどうする!?

ハンディ機を買えば最初からラバーダックアンテナは付いてきますけれども短いです.アンテナは長い方が性能的には良いというのが一般的ですけども,持ち歩きする限りは限度というものがあります.すなわち性能と携行性はトレードオフの関係にあります.

 

私の場合は最初に説明した通りこんな感じに装備しています.

 

 

この図の水色の線がアンテナです.アンテナは体から離して,高い位置に保持した方が感度もよく,電波も飛ぶのですけど,山を歩いているときにはそんな状態には出来ないので,とりあえずはこの図のようにしています.腰につけるので体に沿って純正よりは長いものがつけられまして,例えばこんなタイプのものがあります.

 

ホイップアンテナの例(ダイヤモンドアンテナ製 SRH36


アンテナエレメントはバネ性のある,例えて言えば延竿の穂先をもっと柔らかくしたような材質です.アンテナが外側を向くと歩いているときに藪に引っかかるので,身幅より外に出ないように寄せておくことになります.そうすると長さにもよりますが,銃を構えたときに顔にぶつかったり,鼻の穴にささったりします.笑

 

ですから,私はこういうタイプを使っています.

 

フレキシブルアンテナの例(ダイヤモンドアンテナ製 SRHF40

 

これだと細い蛇腹になっていて,決めた形を保持できるわけです.するとエレメントの先端だけをちょっと曲げて外側にむけることが出来るので,射撃姿勢をとっても顔には刺さらないようにできるわけです.もちろん身につけない場合は真っ直ぐに伸せば,その状態が保持されます.

 

前々々職が無線機屋だった私,その当時からこのタイプのアンテナはあって,棒状のアンテナって普通は真っ直ぐにしておいた方が良いのに,なんでフレキシブルタイプなんて買う人がいるのだろう?と思っていました.自分で山に入るようになってなるほどと納得しました.笑

 

 

 

【2024年春版】狩猟用ハンディを考える⑤:イヤホンはどうする!?

本稿では巻狩で使用することを念頭にイヤホンを選びましょう.向こうから獲物がやってくるのにスピーカーから音をガンガン出していてはよろしくありませんからね.前回示したように私の場合は左胸の所までスピーカーマイク(白い楕円部)を引っ張ってきています.

 


で,スピーカーマイクについているイヤホンジャックにイヤホン(黄色の★)をつないでいるわけです.イヤホン一つにしてもいろいろ選択肢がありますが,身につける部分なので好みの問題が非常に大きいです.

 

まず一番シンプルなこんな感じのイヤホンを考えましょう.

 

 

このタイプは外耳道に押し込むために,つけたほうの耳は外の音が聞こえにくくなります.猟ではどの方向から音が来ているかということが,獲物ゲットのみならず,安全を担保する上で重要なので,このタイプは避けた方が無難ではないかと思います.外音が聞こえるようにつけると隙間が空くので落ちやすくなりますしね.ただし昔はこのタイプしかなかったので,昔からやってる人はこんな感じのを今でも使っていたりします.それで問題がないならよいでしょう.

 

今風ですと,こんな感じの耳かけイヤホンを使って,外耳道をふさがないようにする人も多いですね.

 


あとはアコースティックチューブイヤホンというのもあります.

 


映画 Matrix で Agent Smith がつけていたアレです.笑 これは外の音は普通に聞こえる上に,装着性がよく,耳の位置にトランスデューサー(電気信号を音響信号に変換する部品)が来ないので軽く感じます.

 

猟野は射撃場に比べれば密閉された空間ではないし,発射数も多くないので,発砲音による耳へのダメージは大きくはない傾向にあります.しかし影響の出方は個人差も大きく,一度損傷した聴力は戻らないし,将来的に耳鳴りに悩まされる人も出てきます.そう考えると電子式イヤマフに外部入力がついたものを使うのがベストかも知れませんね.

 

 

もし無線機に Bluetooth が付いていればこういうのも良さそうです.

 

PRO EARS Stealth 28 HTBT

 

自分のスタイルにあったものを見つけるには,いくつか試行錯誤する必要はあるかと思うので,先輩からこう言われたからとか,最初からこれだと決めつけずに,自分自身でいろいろ考えてみましょう.

 

次は本シリーズ最終回,アンテナです.↓

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ライフル射撃で大発見!?

今週のお題「大発見」ということで,まあ大発見というよりは,なんで?っていう現象に対して,理屈がついてスッキリしたというような話を書きたいと思います.私はよく猟隊のライフル射撃会に参加しています.オリンピックなどの公式競技では60発を1時間半かけてゆっくり撃ちます.これに対し私の参加している会は草試合みたいな感じで,参加人数も多いことから,射撃ペースがかなり早くなります.

 

あるとき先輩が試射で薬量を変えた弾を撃っていて,減らした弾を後から撃ったところ上の方に着弾し「なぜだ?」となってました.薬量を下げれば弾速も下がり,着弾点は下がるのが道理だからです.一般的な射撃距離では実際そこまで下がることはないのですけども,それでも明らかに上がっているのは不思議なわけです.私だったら下手だから,自分の腕の所為だと言うところですが,先輩はかなり上手なのでそんなことはあり得ません.私もなぜそうなるかを考えてみましたが,そのときは思いつきませんでした.

 

しかし私自身もその後レストした状態で射撃を続けていると弾痕が上がっていくという現象を体験し,仮説を立てて計算した結果,それで説明できることが分かったのです.まあ先輩の時の状況を完璧に理解しているわけではないので,あのときもそうだったとまでは言い切れませんが,それでも後から撃った遅弾でも弾痕が上になりえる理由を発見したというのは,自分的にはスッキリ大発見に感じました.

 

なおこの仮説は単純で,銃身の下には銃床があるので,銃身上面の放熱は早いけど下面は遅くなるという「銃身の熱勾配によって,微小ながら上に曲がる」というものです.これを定量評価することで実際にあり得るオーダーであることを確かめたのでした.実際にどのくらいの熱勾配で何センチくらい着弾点がズレるかというのは以下で計算しています.ご興味あれば是非ご覧下さい.

 

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【2024年春版】狩猟用ハンディを考える④:マイクはどうする!?

狩猟で使うなら無線機本体はポケットにでもいれておき,外付けオプションでマイクやイヤホンをひっぱってくる感じになります.ここではマイクを考えてみましょう.

 

まずはどのように配置するか考えます.好みもありますし,運用スタイルによっても最適解が異なるので,あくまでも私の場合と言うことで見てください.私の使っているベストそのものではないですが,まあ大体こんな感じにしています.

 


右撃ちなので,無線機関係は左にまとめています.まず無線機(黄緑色)は左ポケット,そこから左胸にクリップ留めしたスピーカーマイク(白色○)へ,そしてそのマイクのジャックからイヤホン(黄色)につながります.マイクは横に PTT スイッチがついていて,胸から外さずに口を近づけて使っています.こんなイメージの製品ですね.

 


もちろんジャックにイヤホンをつなぐとスピーカーマイクのスピーカーからは音は出ません.マイクはあえて防水性を謳っているものは使っていません.水がはいると一時的に音が変になることはありますが,乾けば直ります(全く壊れないわけではないので自己責任).なぜ防水マイクを使わないかというとまず大きくかさばって重いからです.

 


それにこのタイプだとイヤホン用のジャックはだせなそう.とはいえ,ピンマイクみたいに小さすぎると,手袋をした手では PTT を押しにくいので,ほどほどがいいと思います.

 

あと無線機のジャックはメーカーやモデルによって異なるので,きちんと対応するものを選びましょう.ただ amazon や通販で見かけるもので,中華製のサードパーティのものはお勧めしません*1.実際に猟友がそういうのを「アイコム純正」だと思い込んで買ってしまって使えず,良く見たら「アイコム対応」だったりするので,騙されないように.その無線機自体を作っているメーカー自体の純正品以外は

  • 第一電波工業(ダイヤモンドアンテナ)
  • コメットアンテナ
  • アツデン
  • アンテナテクノロジー

などの日本の周辺機器メーカーだったり,その商品の販売元が山本無線や中部特機産業といった日本の専門店であれば問題ないですが,商品の表題に

 

  • アイコム対応 とか
  • 意味がイマイチ不明なアルファベットのメーカー名

などとあって互換性っぽく誤解させそうな製品は私だったら選びません.amazon で商品リストを見ると,ほとんどがそのような商品にみえます.こと,こういう分野の商品については amazon って単なる販売プラットホームであり,販売元が信用できるわけではないので,ご注意ください.一番良いのは直接無線機屋に行って買うことなんですけどね.

 

とりあえずマイクの話はこの辺にして,次はイヤホンにいきましょう.

 

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*1:あくまでも個人の見解ではありますが,安ければ良いという軽薄な考えが私たちの自由民主主義圏を破壊しようとしている現在の国際情勢を鑑みて言っています.