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308Win で IMR4350

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IMR4350+リロード+308+150gr
308 ってのは 308Win でいいですかね?まあそういうことで話を進めてみます.

IMR4350 ってのは割と遅い部類に入る火薬で,特に 308Win クラスには遅すぎると考えられます.遅いとどういうことになるかというと,たくさん入れないと弾速が出ないですし,無駄(弾頭の加速に寄与しない燃焼)が多いです.なので,あまりお勧めできる用途ではありません.とはいえ,無駄が多いわけで,もちろん使えないわけではないでしょう.

で, Hodgdon のレシピを見ると 308Win に IMR4350 の適用はありません.一番遅くて IMR4320 や Varget です.30-06 で 150gr を見ると,IMR4350 だと 54.0gr で 2744fps, max 57.5gr で 2930fps とあります.これを 30-06 より燃費の良い(笑) 308Win に使う場合は必ず減量します.以前 30-06 と 308Win を比較した結果から推測すると 4gr くらい減らして同じくらいの弾速になるのではないかと思います.すると,スタートが 50gr くらいと考えられますが,そもそも 308Win にそんなに入るかな?

ちなみにレシピに載ってない火薬は基本的には適切ではないと考えた方が良いです.適当ではないというのは,適切な弾頭を適切な弾速で射出したい場合,速すぎる火薬だと腔圧が上がって危ないし,遅すぎると無駄が多くなる(そもそもそこまで増量できないケースが多いけど)ということです.速い火薬は特に注意して使わないといけませんが,遅い火薬はそこまで危なくはないと考えられるので,試してみる分にはいいかと思います.