週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

ライフル射場が 300m までしかない理由

国内にあるライフル射場って最大でも 300m までしかないですよね.北海道とかだったらもっと遠くの鹿を狙うこともあるでしょうから,出来たらもっと長距離の射場があればいいのにと思いませんか.猟じゃないとしてもライフル撃ってれば, 1km 越えとか1マイルショットとか憧れですよね~.で,何気なく関連法規(内閣府令)を見ていて謎がとけました.

ライフル射撃場には三つのタイプがあります.それは

覆道式:弾道全体が射屋によって覆われているもの

バッフル式:射撃場外へ弾丸が飛散しないように障壁が設けられているもの

自然式:それ以外のもの

このうち距離の上限がないのは覆道式だけで,他は省令で上限が 300m までとなっているのでした.ちなみに下限はいずれもライフル用は 25m となっているので,例えばエアライフル(覆道式以外は最大10m)と同じ的で勝負!みたいなことが出来ないわけですね.それにちょっと不思議に思っていた,ライフル射場でエアライフルが撃てない理由はここにあったわけです.(覆道式なら25m以上で両立可能)

というわけで,300m 越えをするには覆道式でなければならないわけですが,それだけ長大なものを建設するのって,経営的にもなかなか難しいってことなのかなと.それに例え1マイルショットでも無風な閉空間では面白くない(風を読むのが長距離射撃の醍醐味)というのも理由かも知れませんね.