週末猟師

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【今コレ・散弾リローディング(2)】charge bar & bushing

MEC のリローダは散弾量の調整はチャージバーの交換,薬量の調整はブッシングの交換によって行います.最初からついてくるバーは 1-1/8 oz のみでブッシングもいくつかついていますが,それで間に合うようなレシピでは市販相談を選んだ方が経済的だったりするのではないかと思いますから,結局は別に買うことになるでしょう.すると,レシピが決まっていないと注文できないわけです.

もちろん調整式のバーもあります.

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これは universal charge bar で,両側のダイヤルで散弾量と火薬量をそれぞれ調整できるようになった優れものです.しかし,これはどうも散弾の切れが悪いというか,摩擦が大きくて操作感がいまいちです.レシピの開発中に使うのにはいいですが,生産用にはどうかなと.やっぱり純正品に勝るものはなさそうです.

ですからレシピを決めなければなりません.私の用途は鴨マグナム,鳩マグナムでレシピは以下の通りです.

hull: WAA/HS
shot: #4 or #7-1/2
weight: 1-1/2 oz.
powder: Longshot 28.0gr = 1,260fps
primer: Win.209
wad: WAA12R

すると,charge bar は 1-1/2oz 用です.

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そしてブッシングは MEC Powder Bushing Chart より,#26 が適合します.

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ただし,実際の薬量が若干少なめに出る傾向があることや,加減も考えてこの前後 #25, #27, #28 あたりもついでに発注しておきましょう.

というわけで,今コレは MEC の純正のバーとブッシングでした.なお,Lee Load-All II の場合は最初からたくさんのブッシングがついてくるので,その中から適正なものが選べると思われます.微妙に異なる場合は,少し小さめのものを自分で加工して拡大する方法もあります.プラスチックですからそれほど困難はないでしょう.