30-06/243Win minimum dimension gauge を考える
minimum dimension gauge というのはこういうやつです.
見た目は似ていますが,こちらとは違います.
これは case gauge といいます.
何が違うかというと,前者の minimum dimension gauge は SAAMI で決められた薬室の最小サイズになっています.ですから,この gauge を通った弾は,SAAMI 準拠(現行で市販されている銃は普通適合)の銃なら必ず使えるはずというわけですね.対して後者の case gauge のほうは,ヘッドスペースとネック長を測るためのものなのです.要するに太さは見てない(多少太めに作られている)ので,case gauge を通ったからといって,どんな銃のチャンバーにも入るかというと,そういうわけではないのです.そして困ったことに,フルサイズを掛けてるはずなのに,薬室にはいらない実包がたまにあるのです.
うちのゲージはみんな L.E.Wilson というメーカーの製品です.リロードを始めた頃に買ったケースゲージがそうだったので,合わせたということもあります.そして minimum dimension gauge の方は case gauge と間違えないように真鍮製にしています.ところがこのメーカーの minimum dimension gauge のラインナップに 30-06 や 243Win 等がないんですね.うちに関係あるのでは 308Win があるだけ.
このゲージは特にセミオートライフル用の弾を作るときには参考になります.うちのセミオートは 308Win なので,だいたいは足りているのですが,たまにフルをかけた 30-06 や 243Win がちゃんと使えるか不安なときがありまして,出来たら 30-06/243Win のも欲しいのです.
そのうち出るだろうと思いきや,全然出ないので困ったなと.コロナ騒ぎで見込みも立たないし....もうあきらめて,Lyman にしようかと思いました.こちらです.
case gauge が銀色ですので,間違えないように他の色がいいのです.これは ammo checker という名前になっていますが,要するに minimum chamber サイズになっているので,それって minimum dimension gauge と同じものなわけですね.本当は金色に輝く Wilson のゲージにしたかったけど,仕方ない.今度発注するときに入れておこうと思います.在庫があると良いな.