プライマーの取り付けはプレスに最初からついている機能で行うことも出来ますが,一つづつプライマーを手でセットしなければなりません.プライマーは特に油に弱くて,手に着いた油がついてしまってダメになるケースもあり得ます.なので,なるべく手を触れない方法で作業したいところです. プライマをチューブに入れてセットする製品もあります.
これは Rock Chucker Supreme 専用の Auto Prime です.しかしチューブに入れるのが面倒ですし,他にもいい方法があるので,それほどお勧めしません. 上で書いた二つの方法はプレスのラム(動く柱)のシェルホルダにセットした薬莢に対してプライマをとりつけるものです.逆にダイを付ける部分に薬莢をセットし,ラムにプライマーを置くアダプタをセットする方法もあります.
ラムプライミングといいます. ただプレスを使わない方法の方がかえって便利だったりします.それはハンドプライミングです.
各社から同じような形のものが出ていますので,定番といっていいと思います.このハンドプライミングツールにはシェルホルダが必要ですが,これにはプレス用のではなくプライミングツール用のシェルホルダが必要です.
下が平らになっているところがプレス用のものと違う点です. なおシェルホルダを使わずにバネの力で保持するタイプもあって,たとえば RCBS の universal hand priming tool は別売りホルダは要りません.
私はこれを使っていますが,ホルダを使わないのは善し悪しです.というのも,バネの力に抗して薬莢をセットするので,ちょっと硬く感じることもあるからです.ただ握った感じはよいと思います. なおハンドプライミングツールについているお皿の部分はみんな溝が切ってあって,その上でプライマーをゆすると,アンビル側が上になるようになっています.
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