必要機材はプレス関連やダイのところで説明しましたが,作業工程とともに再掲します. まず前段階のブラスクリーニングを湿式で行った場合は,この時点ですでに薬莢は取り除かれており,薬莢内外は乾燥した状態にあるとします. 一応プライマーポケットはそれなりに綺麗になっているとは思いますが,しつこい汚れが残っている場合はプライマーポケットクリーナーでグリグリして汚れを落とします.
ただしピカピカにする必要はなく,新しいプライマーの取り付けに支障がなく,プライマーポケットの火が通る穴がちゃんと通っていれば大丈夫です. 私の場合は手首が痛くなると嫌なので,電動のこんなのを使っています.
case prep center といいます.これにはプライマーポケットブラシがついていて,これで掃除します.
プライマーポケットを広げたりするリーマーやユニフォーマーも売られていますが,そこまで必要なケースはあまりないと思いますので,そのうち必要になってから考えればよいでしょう. 作業が終わった薬莢はローディングブロックにたてていって管理します.
これは地味ですが必要だと思います.百個作るのであれば,50個用のブロックが三つあると作業が楽になります.100丁度だと異なる作業で同じブロックを併用することになってよくありません. 次はサイジングですが,その前にルーブが必要です.ネックサイジングだけならドライルーブ,フルサイズならサイジングワックスまたはルーブスプレーします.その後,プレスにシェルホルダーとネックサイジングダイをセットして,サイジングします.ここで使う用品はプレス関連で説明済みなので省略します. ところでタンブラーにかけた場合は,ルーブしてサイジングしますが,サイジングの時にプライマーを除去するので,プライマーポケットの掃除はその後行うことになります.ここまでがタンブラーの有無で手順が違いますが,あとは一緒です.
【リローディング用品を揃えるシリーズ目次】