さてベースとなる機材の説明が終わりましたが,まだまだいろいろ必要だったりします.なので,これから具体的な作業の順番に必要機材を書き出してみようと思います.まずはブラスクリーニングです.使用済みの薬莢に関しては多くの人はタンブラーにかけるようです.
タンブラー内部にはトウモロコシの芯やナッツの殻を砕いたものをメディアとして,研磨剤を混ぜた物を入れます.
これに一晩かけると,薬莢がピカピカになるというものです. しかしタンブラーって結構動作音がしてうるさいのが難点です.また現実問題として薬莢は別にピカピカに光っている必要はなく,細かな塵芥を落とせばよいので,うちでは洗浄剤に漬けて超音波洗浄機にかけています.
写真は薬莢の処理のための製品ですが,うちではメガネなどを綺麗にするための,もっと小型な物を使っています.洗浄剤も専用ではなく,クエン酸と食器洗剤を入れた物を使っています.なお前にも書きましたが,使用済み雷管が着いた状態だと,その内部が一番汚れた状態になっていますし,乾燥もしにくいため,これをプレスにセットしたデキャッピングダイで除去してから洗浄しています. よって作業手順はタンブラーを使用しない場合 (1)デキャッピング(使用済み雷管除去) (2)超音波洗浄機+洗浄剤で洗う (3)乾燥させる(急ぎの場合はドライヤーを使う) (4)サイジングルーブをつけてサイジング...以降ハンドロード作業 またタンブラーを使用する場合は (1)タンブラーにかける (2)サイジングルーブをつけてデキャッピング&サイジング...以降ハンドロード作業 という感じです.
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