数多くの薬莢を同じ薬量で作成する場合で,多少の誤差は気にしないときにはパウダーメジャーが便利です.
これは RCBS uniflow に micrometer insert と buffle を付けたものです.普通の物より調整数値が見やすくなっています.
薬種によって同じ読み(=同じ体積)でも重さは違うので,読みと重さの関係は予め火薬の実物で調べておく必要があります.
何回か測ってみて,誤差がどの程度でるのかも調べておきます.大粒の火薬ではバラツキも大きくなります. 設定が決まったら,ドロップチューブの下に薬莢のマウスをくっつけてハンドル操作で火薬を落とし込みます.
チューブは透明ですが,これは火薬がしばしば引っかかるので,それを確認するためにも重要です.特にかさばる系の火薬を細い薬莢に入れる場合は,マウスで引っかかります. ローディングブロックに置いた薬莢側を動かしてどんどん入れていきます.
終わったら懐中電灯などでマウスから中をのぞいて妥当な薬量が全ての薬莢に入っているか確認します.ダブルチャージや,特に恐いのが空になってるのを気づかずに弾頭を付けてしまうことです.空でも雷管の力だけである程度は弾頭が前進してバレルの間で止まってしまうと,直せなくなることもあるそうですし,気づかずに次弾を発砲してしまうと大事故になりかねません.注意しましょう.
動画を作ってみました.
【リロードの実際シリーズ・目次ページ】
Step 12:クリンプ(掲載予定)