ネックサイズをかけるには Neck Sizing Die (NK) を使います.
最初の薬莢のクリーニングでタンブラーを使う場合は,ここでデキャップをするのが普通なので,デキャッピングピンを出しておきます.
今回はすでに雷管は除去されていますので,ピンはなくても構いませんが,マウスの内側のサイジングをするエクスパンダーボール(ピンを保持する部品と兼用)の位置が分かりにくくなるのと,なにより外すのも面倒なので(たいしたことないですけどね)そのままにしてあります. まずダイのロックナットを上げ目にしておいて,ダイをプレスにねじ込みます.
ハンドルをさげて,シェルホルダを上げておきます.
シェルホルダに当たるまでダイをねじ込んで下げます.
当たったら,ハンドルを上げて(シェルホルダを下げて),更にダイを一回転締め込みます.
これで位置は決まったので,シェルホルダをあげて,ロックナットを締めます.(【コツ】シェルホルダを上げておくとロックナットを締めるときにダイが動きません) 使っているのがコレットダイであれば不要ですが,ネックサイズでもルーブは使います.ワックスの場合はネックに少しだけ塗りますが,以前ご紹介しましたが,こんなドライルーブも便利です.
中にはメディアという白い粒々があって,それがグラファイトまみれ(笑)になっています.グラファイトは固体潤滑剤です.これを適量つけるためにメディアが入っていますが,これはこぼさない限り減りません.マウスをずぶっと突っ込みます.
で,シェルホルダに取り付け....
ラムを上げてサイジング
リサイズの効果はこんなです.
左が作業前,右が作業後です.boat tail の弾頭をマウスに載せてみると,リサイズ前の物はするっと中に入ってしまいますが,サイジングするときつくなるので中に入りません.
動画にしました
【リロードの実際シリーズ・目次ページ】
Step 12:クリンプ(掲載予定)